現地時間1月21日(日本時間22日、日付は以下同)、『NBA on TNT』の番組に、デトロイト・ピストンズの若きエース、ケイド・カニングハムがゲスト出演した。
ピストンズは20日にアウェーでウエスタン・カンファレンス2位のヒューストン・ロケッツを107-96で撃破。カニングハムはゲームハイの32得点、7アシストに9リバウンドを奪って勝利の立役者となった。
現在チームは22勝21敗(勝率51.2%)でイースタン・カンファレンス7位につけている。しかし、世間の注目度が高くないこともあり、番組内でカニングハムは「たぶん、(ファンは)僕らのプレーを観ていなかったんだろうね。もし機会があれば、(NBA)リーグパスに入って是非とも観てほしい」と訴えた。
もっとも、ファンのリアクションが薄いのは、近年の低迷も少なからず影響しているのだろう。過去15シーズンでピストンズがプレーオフに進んだのは2016、19年の2度のみで、シリーズを勝ち上がったのはリチャード・ハミルトンやチャンシー・ビラップス(現ポートランド・トレイルブレイザーズHC)、ラシード・ウォーレスらが所属していた2008年まで遡る。さらに2019-20シーズンから昨季までの5年間は20勝→20勝→23勝→17勝→14勝とリーグ下位に沈んでいたことを考えると、仕方ないのかもしれない。
ただ、JB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)を迎えた今季はカニングハムやジェイデン・アイビー(左足腓骨骨折のため離脱中)、ジェイレン・デューレン、アサー・トンプソンといった若手が躍動し、新加入のトバイアス・ハリス、マリーク・ビーズリー、ティム・ハーダウェイJr.とベテラン陣も奮闘。
試合時間残り5分で5点差以内の展開を指すクラッチ・シチュエーションでも14勝10敗(勝率58.3%)と勝ち越しているように、ドアマットチームから少しずつ“戦える集団”へ成長している。
カニングハムは「何よりも大切なこと、それはこのチームがハイレベルなプレーを見せていることだと思う。試合に勝っているし、プレーオフへ出場するために競い合っているんだ。それこそ、みんなが今年のピストンズに求めていたこと」と自信を覗かせていた。
NBAのレギュラーシーズンは約6か月間におよぶ長丁場。ここから先、プレーオフやプレーイン・トーナメント進出に向けた順位争いは激化し、1試合の重みが増していく。ピストンズが現在の順位をキープし、ポストシーズンへ進むことができるかはシーズン後半戦の注目ポイントのひとつになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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現在チームは22勝21敗(勝率51.2%)でイースタン・カンファレンス7位につけている。しかし、世間の注目度が高くないこともあり、番組内でカニングハムは「たぶん、(ファンは)僕らのプレーを観ていなかったんだろうね。もし機会があれば、(NBA)リーグパスに入って是非とも観てほしい」と訴えた。
もっとも、ファンのリアクションが薄いのは、近年の低迷も少なからず影響しているのだろう。過去15シーズンでピストンズがプレーオフに進んだのは2016、19年の2度のみで、シリーズを勝ち上がったのはリチャード・ハミルトンやチャンシー・ビラップス(現ポートランド・トレイルブレイザーズHC)、ラシード・ウォーレスらが所属していた2008年まで遡る。さらに2019-20シーズンから昨季までの5年間は20勝→20勝→23勝→17勝→14勝とリーグ下位に沈んでいたことを考えると、仕方ないのかもしれない。
ただ、JB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)を迎えた今季はカニングハムやジェイデン・アイビー(左足腓骨骨折のため離脱中)、ジェイレン・デューレン、アサー・トンプソンといった若手が躍動し、新加入のトバイアス・ハリス、マリーク・ビーズリー、ティム・ハーダウェイJr.とベテラン陣も奮闘。
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カニングハムは「何よりも大切なこと、それはこのチームがハイレベルなプレーを見せていることだと思う。試合に勝っているし、プレーオフへ出場するために競い合っているんだ。それこそ、みんなが今年のピストンズに求めていたこと」と自信を覗かせていた。
NBAのレギュラーシーズンは約6か月間におよぶ長丁場。ここから先、プレーオフやプレーイン・トーナメント進出に向けた順位争いは激化し、1試合の重みが増していく。ピストンズが現在の順位をキープし、ポストシーズンへ進むことができるかはシーズン後半戦の注目ポイントのひとつになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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