今季途中から好調を見せていたものの、シーズン途中に突然ローテーションから外れたフェニックス・サンズのボル・ボルについて、NBAインサイダーのクリス・ヘインズ氏は試合中のボルのある振る舞いに原因があったと語った。
【動画】ボル・ボルが見せたシーズンハイ25得点ゲーム! 元ブロック王の故マヌート・ボルを父に持ち、221センチとその恵まれたサイズを武器に2019年にNBA入りを果たしたボル。サンズに加入した昨季、平均10.9分の出場で5.2得点3.2リバウンドの成績を残していたものの、今季は開幕から11試合出場がなく、50試合終了時点で14試合に出場。6分以上の出場はわずか4回と出番がもらえていなかった。
しかしエースのケビン・デュラントやブラッドリー・ビールが欠場した現地2月7日のユタ・ジャズ戦で24分のプレー機会を得ると、いきなり12得点をマーク。スター選手3人が揃った後も主力として出場し、2月に平均約20分の出場で12.5得点、フィールドゴール成功率54.1%、3ポイントシュート成功率37.9%、4.7リバウンドをあげる活躍を見せた。
しかし現地3月12日のヒューストン・ロケッツ戦を最後に、ボルは突然プレータイムが激減。その後の16試合で計30分弱の出場時間しか与えられなかった。この要因について、ヘインズ氏が現地4月19日に配信された自身のポッドキャスト番組『The Haynes Briefs show』で以下のエピソードを紹介した。
「ボルがローテーションにいた最後の日、3月12日はロケッツと対戦した日だった。(第2クォーター残り3分の場面で)スティーブン・アダムズ(ロケッツ)とメイソン・プラムリー(サンズ)がもみ合いになった。普通乱闘になると選手たちは走り出して当事者同士を引き離したり介入したりするものだ。ボルは試合に出ていたが、乱闘をよそに助けにもいかずにゴール下でシュートを打っていた」
同氏は続けて、「リーグの情報筋によると、(監督のマイク)ブーデンホルザーはボルが味方を守るために何らかの形で乱闘に加わらなかったのを見て激怒したそうだ。(ボルは)1か月以上ローテーションに入っていたにもかかわらず、あの試合の後に外れた。証拠を見る限り、この件が関係していたと言っても過言ではない」とボルがローテーションから外れた原因についてコメントした。
このヘインズ氏の情報を知ったファンからは「なんてしょうもない理由なんだ!」「ありえない」「良いプレーをしていたのに本当にひどい扱いだ」「ケンカしに来てるわけじゃないんだし」「練習してる方が余程チームのためになるんとちゃうか」「日本ならストイックな姿勢が美談になりそう笑」「野球だと乱闘に加わらなかったら罰金とかあるけど...」
シーズン最終日にチームはブーデンホルザー監督の解任を発表。リーグトップのサラリーを支払っているにもかかわらずプレーイン・トーナメントにすら進出できないという、悪夢のようなシーズンを過ごしたサンズ。そのなかでボルの好調はポジティブな要素のひとつだっただけに、フロントがスターポテンシャルを持つ25歳をどのように評価しているのか、今夏の動きに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】"天才スコアラー"ケビン・デュラントの厳選ショット!
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しかしエースのケビン・デュラントやブラッドリー・ビールが欠場した現地2月7日のユタ・ジャズ戦で24分のプレー機会を得ると、いきなり12得点をマーク。スター選手3人が揃った後も主力として出場し、2月に平均約20分の出場で12.5得点、フィールドゴール成功率54.1%、3ポイントシュート成功率37.9%、4.7リバウンドをあげる活躍を見せた。
しかし現地3月12日のヒューストン・ロケッツ戦を最後に、ボルは突然プレータイムが激減。その後の16試合で計30分弱の出場時間しか与えられなかった。この要因について、ヘインズ氏が現地4月19日に配信された自身のポッドキャスト番組『The Haynes Briefs show』で以下のエピソードを紹介した。
「ボルがローテーションにいた最後の日、3月12日はロケッツと対戦した日だった。(第2クォーター残り3分の場面で)スティーブン・アダムズ(ロケッツ)とメイソン・プラムリー(サンズ)がもみ合いになった。普通乱闘になると選手たちは走り出して当事者同士を引き離したり介入したりするものだ。ボルは試合に出ていたが、乱闘をよそに助けにもいかずにゴール下でシュートを打っていた」
同氏は続けて、「リーグの情報筋によると、(監督のマイク)ブーデンホルザーはボルが味方を守るために何らかの形で乱闘に加わらなかったのを見て激怒したそうだ。(ボルは)1か月以上ローテーションに入っていたにもかかわらず、あの試合の後に外れた。証拠を見る限り、この件が関係していたと言っても過言ではない」とボルがローテーションから外れた原因についてコメントした。
このヘインズ氏の情報を知ったファンからは「なんてしょうもない理由なんだ!」「ありえない」「良いプレーをしていたのに本当にひどい扱いだ」「ケンカしに来てるわけじゃないんだし」「練習してる方が余程チームのためになるんとちゃうか」「日本ならストイックな姿勢が美談になりそう笑」「野球だと乱闘に加わらなかったら罰金とかあるけど...」
シーズン最終日にチームはブーデンホルザー監督の解任を発表。リーグトップのサラリーを支払っているにもかかわらずプレーイン・トーナメントにすら進出できないという、悪夢のようなシーズンを過ごしたサンズ。そのなかでボルの好調はポジティブな要素のひとつだっただけに、フロントがスターポテンシャルを持つ25歳をどのように評価しているのか、今夏の動きに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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