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河村勇輝がダブルダブルの活躍でブルズの勝利に貢献!富永啓生は出番なく、“日本人対決”は実現せず<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.07.15

河村はダブルダブルの活躍でブルズの勝利に大きく貢献した。(C)Getty Images

 現地時間7月14日(日本時間15日、日付は以下同)、シカゴ・ブルズのメンバーとしてサマーリーグに出場している河村勇輝は、盟友の富永啓生がメンバーに名を連ねるインディアナ・ペイサーズとの一戦に出場した。

 第1クォーター残り5分26秒にコートに立った河村は、直後にタイトなディフェンスで相手のターンオーバーを誘発。オフェンスでは最初のレイアップこそミスしたが、素早いパスでノア・エセンゲの3ポイントとレイアップ、ジャンパーをお膳立て。得点でも華麗なステップバックジャンパー、残り31秒にはファウルを受けながらショットをねじ込み、フリースローも決めて3点プレーを完成させ、チームの14-0のランを牽引した。

 第2クォーターに入っても河村は積極的なアタックでオフェンスを巧みにコントロール。絶妙なパスで味方のダンクを演出し、残り7分40秒にはフリースローで2点を追加、6分20秒にはマタス・ブゼリスの3ポイントをアシストした。

 残り5分43秒にベンチに下がった河村だが、そこからオフェンスの流れが悪くなったことを受け、残り3分19秒に再びコートへ。背番号37は、ジャミール・ヤングへの2本のアシスト、クォーター終了間際にはクロスオーバーから難しいショットを決め、見事に立て直してみせた。

 河村は前半だけで9得点、1リバウンド、7アシスト、1スティール、得失点差は両軍最多の+11と見事な活躍を披露した。
 
 後半は第3クォーター残り6分44秒に投入され、その30秒後にフリースロー2本を確実に沈め、サマーリーグ初の2桁得点に到達。そして残り4分32秒にはルーズボールからエマニュエル・ミラーのダンクを演出した。

 第4クォーターは開始直後に2本連続でターンオーバーを犯しベンチに下げられるも、残り6分43秒にコートイン。5分半に左45度からフェイクでブロックをかわし、この日初の3ポイントを沈めた。

 さらに司令塔としてもエセンゲとジェボン・フリーマン・リバティのレイアップをアシスト、速攻からノールックパスでハイライトプレーを作るなど多くの見せ場を作った。

 河村は27分間の出場で15得点、10アシストのダブルダブルに1リバウンド、3スティール、フィールドゴール成功率50.0%(4/8)、3ポイント成功率33.3%(1/3)、フリースロー成功率85.7%(6/7)、出場時の得失点差+14を記録。114-105とブルズの勝利に大きく貢献した。

 なお、ペイサーズの富永には出場機会がなく、河村との日本人対決は実現しなかった。

 ブルズは16日にミルウォーキー・バックス、ペイサーズは17日にニューヨーク・ニックスと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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