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NBA

“古巣”スパーズに挑むスプリッターHC代行、若きブレイザーズと第1ラウンドで下克上へ<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2026.04.18

 また、終盤での競り合いにも強いのも特徴だ。

 昨季のパリ・バスケットボールは、若いチームゆえに序盤のリードを守り切れず逆転を許すことも少なくなかったが、終盤まで食らいついて土壇場で再逆転という劇的な勝利を何度となく演じた。

 サンズとのプレーインでも、最終クォーターで背負った11点のビハインドを残り2分で追いつき、そこから鮮やかな逆転勝利を飾った。

 どっしりと構えつつ熱いエネルギーを注入するカリスマ性が、スプリッターには備わっているようだ。

 今季のブレイザーズは平均24.2点、6.7アシスト、6.9リバウンドをあげたアブディヤが25歳、2番手のシェイドン・シャープ(平均20.8点、4.3リバウンド、1.4スティール)は22歳、トゥマニ・カマラ(13.4点、5.1リバウンド、2.5アシスト)は25歳だ。
 
 また、守備職人としての評価が急上昇しているセンターのドノバン・クリンガンも21歳と若い。24年のドラフトでポートランドから7位指名を受けて加入したビッグマンは、2年目で先発に定着し、平均12.1点、11.6リバウンド、ダブルダブルを37回記録。

 オフェンシブ・リバウンド平均4.5本はリーグ首位。総ブロック数(130)はリーグ4位にランクしたクリンガンを、アブディヤは敬意を込めて「モンスター」と呼んでいる。

 その”モンスター”がプレーオフ初戦で対峙するのは”エイリアン”だ。218cmのクリンガンに対し、スパーズのヴィクター・ウェンバンヤマは224cm。さらには24年のドラフト同期で、新人王に輝いたステフォン・キャッスルもおり、闘魂を掻き立てられていることだろう。

 そんな勢いのある若手を支えるベテラン勢は、NBAで2度の優勝経験をもつディフェンスの名手ドリュー・ホリデー。右ふくらはぎを痛めて3月末から欠場ししていた12年目のジェラミ・グラントも復帰できる見込みだ。

 常勝の流れに乗るスパーズに対し、スプリッター率いる若きブレイザーズがどんな戦いを見せるのか。要注目のシリーズになりそうだ。

文●小川由紀子

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