専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「彼との1オン1が俺を向上させた」若手時代を回顧したマッグレディが“恩人”について語る

秋山裕之

2020.05.25

 その後はヒューストン・ロケッツ、ニューヨーク・ニックス、デトロイト・ピストンズ、アトランタ・ホークスを渡り歩き、2012年に中国リーグ(CBA)へ移籍。異国でのプレーを終えた2013年4月にはレギュラーシーズン終了直後のサンアントニオ・スパーズに加わり、プレーオフ6試合出場してNBAキャリアに終止符を打った。

 身体能力を前面に押し出していたラプターズ時代、ヤオ・ミンとの強力デュオを形成したロケッツ時代も印象的だが、マッグレディが最も輝いていたのはマジック時代だろう。オールスター、オールNBAチームともに4度選出され、名実ともにリーグのベストプレーヤーの1人に君臨。今年5月20日に『ESPN』が選出したマジックの歴代最強スターター陣にも選ばれるなど、強烈なインパクトを残していたのは間違いない。

 そんななか、マッグレディは22日にYouTube上で公開された『ALL THE SMOKE』に出演。MCを務めるマット・バーンズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)、スティーブン・ジャクソン(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)とのトークで、ラプターズで過ごしたルーキーイヤーに世話になったダグ・クリスティについて話していた。
 
「ダグのことは大好きだ。俺たちは毎日1オン1をしていた。それが俺の1オン1のスキルを向上させたし、選手としての自信を深めることにつながったんだ。なぜって、俺は彼が素晴らしいディフェンダーだとわかっていた。とてつもない守備力を持っていたんだ」

 1997-98シーズンのマッグレディは、64試合(うち先発は17試合)に平均18.4分出場し7.0点、4.2リバウンド、1.5アシスト、1.0ブロックをマーク。高卒ルーキーとしては及第点を与えられる成績を残していたものの、NBAの厳しい環境にアジャストするのに苦労していた時期でもあった。

 一方、当時のラプターズで先発シューティングガードを務めていたクリスティは、同シーズンに平均16.5点、5.2リバウンド、3.6アシスト、2.4スティールを記録。身体能力に秀でたマッグレディとの1オン1でこちらも自信を得たのか、キャリアハイの平均得点を残していた。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号