もっとも、ジョージが「俺の仕事はスコアリングだけじゃない。俺はすべてをこなそうとしているんだ。正しい方法でプレーしようとしてるし、パスもするし、ディフェンスやリバウンドだってしている」と話したとおり、この男の真骨頂は攻守両面でチームに貢献できること。
だが一戦必勝のプレーオフという舞台で、2枚看板の1人がここまでスランプが続くのは異例の事態であることは間違いない。
そうした中で迎えた8月25日(日本時間26日)のシリーズ第5戦。クリッパーズは序盤から面白いようにショットが決まり、第1クォーター終了時点で41-22と大量リード。その後も各クォーターで35得点以上を叩き出し、終わってみれば154-111でマブズを圧倒した。
この日のクリッパーズはチーム全体でフィールドゴール63.1%(53/84)、3ポイント62.9%(22/35)という驚異的な成功率をマーク。その火付け役となったのが、他ならぬジョージだった。
30歳のオールスターは流麗なボールハンドリングと多彩なステップワークを駆使して自らのタイミングでジャンパーや長距離砲を放ち、次々にリングへと沈めていった。さらに速攻から迷わず3ポイントを放り込むなど、この日はフィールドゴール66.7%(12/18)、3ポイント50.0%(4/8)にフリースロー100.0%(7/7)でゲームハイの35得点を奪取。
「俺はバブル(リーグによって隔離された地域)によって潰されていたんだ。それまで暗いところにいた俺は、まだここに到達してなかった。ようやく抜け出すことができたよ」(ジョージ)
この試合を機に、ジョージが安定して20得点前後を稼ぐこととなれば、クリッパーズのオフェンス力は格段に破壊力を増すだろう。マブズは次戦で再びスローダウンさせるべく対策を練ってくるだろうが、それに対してジョージがどんなレスポンスを見せるのか。引き続き注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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だが一戦必勝のプレーオフという舞台で、2枚看板の1人がここまでスランプが続くのは異例の事態であることは間違いない。
そうした中で迎えた8月25日(日本時間26日)のシリーズ第5戦。クリッパーズは序盤から面白いようにショットが決まり、第1クォーター終了時点で41-22と大量リード。その後も各クォーターで35得点以上を叩き出し、終わってみれば154-111でマブズを圧倒した。
この日のクリッパーズはチーム全体でフィールドゴール63.1%(53/84)、3ポイント62.9%(22/35)という驚異的な成功率をマーク。その火付け役となったのが、他ならぬジョージだった。
30歳のオールスターは流麗なボールハンドリングと多彩なステップワークを駆使して自らのタイミングでジャンパーや長距離砲を放ち、次々にリングへと沈めていった。さらに速攻から迷わず3ポイントを放り込むなど、この日はフィールドゴール66.7%(12/18)、3ポイント50.0%(4/8)にフリースロー100.0%(7/7)でゲームハイの35得点を奪取。
「俺はバブル(リーグによって隔離された地域)によって潰されていたんだ。それまで暗いところにいた俺は、まだここに到達してなかった。ようやく抜け出すことができたよ」(ジョージ)
この試合を機に、ジョージが安定して20得点前後を稼ぐこととなれば、クリッパーズのオフェンス力は格段に破壊力を増すだろう。マブズは次戦で再びスローダウンさせるべく対策を練ってくるだろうが、それに対してジョージがどんなレスポンスを見せるのか。引き続き注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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