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東京五輪

アメリカが3年間で2敗した“天敵”オーストラリアと準決勝で激突!チームが警戒すべき選手は?【東京五輪】

秋山裕之

2021.08.04

 先月のエキシビションゲームと異なるのは、アメリカにはクリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)というファイナル出場組がいること。

 特にリーグ最高級のディフェンス力を誇るホリデーがいることは、ミルズ擁するオーストラリアと戦ううえで鍵となる。本人はオーストラリアを「本当にいいチーム。NBA選手を多数抱えていて、素晴らしいタレントが揃っている。間違いなく激しいバトルになるだろうね」と高く評価していた。

 準々決勝のスペイン戦、後半に相手を引き離して勝利したバスケ大国アメリカは着実に調子を上げており、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は「このチームのポテンシャルは計り知れない。でも残念ながら、俺たちにはあと2試合しか残っていない。だからこそ、俺たちはフロアでお互いを高め続けていきたいね」とコメント。
 
 エースのケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)も「俺たちは今、いい位置に来ている。皆がそれぞれの役割を理解し始めていて、チームとして快適にプレーできている」とチーム全体で自信を深めていることを口にしていた。

 なお、ミルズは3日にデュラントが所属するブルックリン・ネッツ移籍に合意したことを発表、さらにオーストラリア代表のビッグマン、ジョック・ランデールはポポビッチHCが指揮を執るスパーズ行きという報道があった。

 そのため明日の試合で彼らは、来季の仲間あるいは指揮官と対峙することになる。その点も含めて、5日の準決勝は必見の試合になるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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