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NBA

「僕はプレーでやり返す」“NBAの洗礼”を楽しむデニ・アブディヤ。八村塁を慕うイスラエル人が秘めた可能性<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2021.11.13

アブディヤは同じドラフト9位指名、外国人選手と共通点の多い1年先輩の八村(左)を慕っている。(C)Getty Images

アブディヤは同じドラフト9位指名、外国人選手と共通点の多い1年先輩の八村(左)を慕っている。(C)Getty Images

 11月7日のミルウォーキー・バックス戦では、昨季ファイナルMVPのヤニス・アデトクンボとのマッチアップも任された。ヤニスには29得点を許したが、アブディヤはチームでカイル・クーズマに次ぐ9リバウンドと奮闘。試合はウィザーズが101-94で勝利した。

 右足首のケガのあとは、まだ完全にコンディションは戻っておらず、それがオフェンス面に影響しているが、リバウンドやブロックは昨季から数字を伸ばし、ディフェンス面も確実に向上している。

 今夏にロサンゼルス・レイカーズから加わったNBA5年目の先輩クーズマもアブディヤについて、「ディフェンス面で素晴らしい仕事をしてくれている。僕が彼について一番魅力に感じているのもそこだ。彼はすべてのことを満遍なくやれるし、しっかり守ってくれる。人の話を良く聞くし、状況を察知する力もある」と評価している。
 
 そんな、自他ともに認める練習熱心な20歳のアブディヤについて、ウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチが懸念しているのは、自分に厳しすぎる点。彼はミスをすると、考えすぎてしまう傾向があるというのだ。

「まだ2年目だし、一気にすべてはできない。だから、『時間がかかるよ』と安心させてあげる必要がある。シュートを外したり、与えられたディフェンスの任務をミスしたりすると、自分に苛立ち、それが蓄積して次のアクションに影響を与えることがある」

 本人は「ケガの後、長くプレーできなかったからまだ調子が戻っていない。早くコンディションを上げて、コンタクトの感触も取り戻さなくては」と焦りを伺わせるコメントをしているが、指揮官は「我々はデニを信頼している。だから彼にも、我々が彼に持っているのと同じくらいの自信を持ってもらいたいね」と語る。

 昨季は同じ外国人選手として慕う1年先輩の八村塁とも数々のコンビプレーを見せてくれたアブディヤ。同じ9位指名と縁がある2人には、揃って1年の契約延長オプションが行使された。現在イースタン・カンファレンス首位と好調なウィザーズと合わせて、無限の可能性を秘めた2人の成長も見守りたい。

文●小川由紀子
 
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