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NBA

「全ての瞬間を楽しんだ」今季初出場で躍動した渡邊雄太。“有言実行”のブロックは「100回チャンスがあれば100回跳ぶ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.11.26

 この日の渡邊は攻撃面こそ3本のフィールドゴールがすべてリングに嫌われたものの、守備では昨季から高評価を受けていたアグレッシブさを発揮。特に第4クォーター残り10分55秒には、元同僚のディロン・ブルックスのダンクを見事に防ぐビッグプレーを見せた。

 渡邊は昨季2月のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でアンソニー・エドワーズにダンクを叩き込まれた際の自身のコメントを引用する形で、先のプレーを振り返った。

「前にも言った通り、僕は何度だって(ブロックに)跳びます。100回チャンスがあれば、100回跳びます。それが僕のプレーなんです。コーチがチャレンジ(最初はファウル判定だったが、その後ノーファウルに修正)してくれて、成功したので良かったです。ハッスル、エナジー、そういったものは僕がチームに持ち込めるものだと思っています。これからもチャンスがあれば、何があろうと僕は跳び続けます。これからもハッスルを続け、チームにエナジーをもたらしたいです」
 
 前回、頭上からダンクを決められたのと同じようなシチュエーションで、まさに“有言実行”を果たした渡邊。こういったプレーのひとつひとつが、指揮官やチームメイトの信頼獲得につながっていくに違いない。そのことはもちろん、本人も自覚している。

「ケガが治ったとはいえ、試合に絡めるのか、どこまでローテーションの一員として出られるかというのは、心配ではありました。今日は約14分、ケガ明けなのにこれだけ使ってもらえたというのは、それなりに信頼を得られている証拠かなと思うので、すごく嬉しかったです。

 個人的にはもう少し良いプレーをしたかったんですけど、何より大事な勝つことができて、オフェンスはいまいちでしたけどディフェンスの部分で良い貢献ができたと思うので、これでオフェンスの部分も修正していけば、さらに信頼してもらえるんじゃないかなと思います。今日の反省するところはしっかりと反省して、また次につなげていきたいです」

 9勝10敗で現在イースタン・カンファレンス11位タイのラプターズの次戦は現地26日、敵地で行なわれる13位のインディアナ・ペイサーズ戦。日本人最長となる4年目のNBAシーズンを歩み出した渡邊の活躍に注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
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