それが今度は、リーグ一番乗りでプレーオフ進出を決めた、NBAチャンピオン候補のサンズと契約に至ったのだから、この展開に、本人が一番驚いているかもしれない。
もっともデンマーク時代のコーチは、ルンドベリがCSKAに入団した際、彼の成長についてこう描写している。
「彼は常に、所属するリーグで求められるレベルに応えてきた。5年前、彼がユーロリーグのスターになるとは、彼以外は誰も思っていなかった。しかし彼は常に明確なビジョンを持ち、毎年自分のレベルを上げることで、そこに向かって進んできた。だから、彼のキャリアの天井がどこにあるのかは誰にもわからない。NBAから声がかかれば、彼はその挑戦にもきっと応えてみせるだろう」
ナイジェリア人とデンマーク人の両親のもとに生まれたルンドベリは、これまでプレーした欧州のクラブでは、高いフィジカル能力と、シューティング力を評価されてきた。
兄の影響でバスケットボールを始めた彼が、目標としてきたのはレブロン・ジェームズだという。
「なぜなら彼はすべてをやってのけるから。自分が彼と似たプレーヤーだなんておこがましいことを言ってるわけじゃなく、彼みたいなオールラウンダーを自分も目指しているんだ」
身長は193cmもウィングスパンは206cm。1stポジションはポイントガードだが、シューティングガードとスモールフォワードもこなすバーサタイルなタイプというのは、ポジションレス化が進む現代のバスケに適している。そして彼自身、NBAではそうしたプレーヤーが求められると心に刻んで、意識的に努力を続けてきた。
彼は「自分のピークは30、31歳ごろだと思う」と、自分の成長具合を算出しているが、27歳の今、ルーキーとしてNBAに挑戦するのは、ちょうどいいタイミングかもしれない。クリス・ポール、デビン・ブッカー、ミカル・ブリッジズら、サンズには彼にとって刺激となる素晴らしい先輩プレーヤーも揃っている。
ルンドベリは「自身の夢は?」と聞かれるたびに、「デンマークで最初のNBA選手になりたい」と答えていた。
70年代に、デンマーク生まれでカナダ国籍のラース・ハンセンがシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)でプレーしたことはあった。また2004年のドラフトで、ニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツから2巡目51位で指名されたクリスチャン・ドレヤルは、翌夏のサマーリーグでプレーしている。
しかしデンマークで生まれ育って同国の国籍を有した選手で契約に至ったのは、ルンドベリが初めてで、彼は現在、同国史上最高の選手と言われている。
もっともデンマーク時代のコーチは、ルンドベリがCSKAに入団した際、彼の成長についてこう描写している。
「彼は常に、所属するリーグで求められるレベルに応えてきた。5年前、彼がユーロリーグのスターになるとは、彼以外は誰も思っていなかった。しかし彼は常に明確なビジョンを持ち、毎年自分のレベルを上げることで、そこに向かって進んできた。だから、彼のキャリアの天井がどこにあるのかは誰にもわからない。NBAから声がかかれば、彼はその挑戦にもきっと応えてみせるだろう」
ナイジェリア人とデンマーク人の両親のもとに生まれたルンドベリは、これまでプレーした欧州のクラブでは、高いフィジカル能力と、シューティング力を評価されてきた。
兄の影響でバスケットボールを始めた彼が、目標としてきたのはレブロン・ジェームズだという。
「なぜなら彼はすべてをやってのけるから。自分が彼と似たプレーヤーだなんておこがましいことを言ってるわけじゃなく、彼みたいなオールラウンダーを自分も目指しているんだ」
身長は193cmもウィングスパンは206cm。1stポジションはポイントガードだが、シューティングガードとスモールフォワードもこなすバーサタイルなタイプというのは、ポジションレス化が進む現代のバスケに適している。そして彼自身、NBAではそうしたプレーヤーが求められると心に刻んで、意識的に努力を続けてきた。
彼は「自分のピークは30、31歳ごろだと思う」と、自分の成長具合を算出しているが、27歳の今、ルーキーとしてNBAに挑戦するのは、ちょうどいいタイミングかもしれない。クリス・ポール、デビン・ブッカー、ミカル・ブリッジズら、サンズには彼にとって刺激となる素晴らしい先輩プレーヤーも揃っている。
ルンドベリは「自身の夢は?」と聞かれるたびに、「デンマークで最初のNBA選手になりたい」と答えていた。
70年代に、デンマーク生まれでカナダ国籍のラース・ハンセンがシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)でプレーしたことはあった。また2004年のドラフトで、ニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツから2巡目51位で指名されたクリスチャン・ドレヤルは、翌夏のサマーリーグでプレーしている。
しかしデンマークで生まれ育って同国の国籍を有した選手で契約に至ったのは、ルンドベリが初めてで、彼は現在、同国史上最高の選手と言われている。
関連記事
- レインビア&ロッドマン――芸術的なラフプレーで他球団から恐れられた“最凶コンビ”【NBAデュオ列伝|前編】<DUNKSHOOT>
- 名手デュラントが「もう後悔しかない」と唸ったディンウィディーの2試合連続決勝弾はなぜ生まれた?<DUNKSHOOT>
- 得点製造機デュラント、名司令塔トーマス、守備職人ペイトン…NBAの歴代ベスト“ドラフト2位チーム”を選定!<DUNKSHOOT>
- 「オーケストラが奏でるシンフォニーのよう」“ビューティフルバスケ”の生みの親、NBA屈指の名将の飽くなき探究心<DUNKSHOOT>
- 「偉大な選手を軽視している」キャブズ優勝戦士がジョーダンとレブロンを中心とするGOAT論争に疑問<DUNKSHOOT>