ウォリアーズとロケッツは2018、19年と2年連続プレーオフで対戦。ロケッツはハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の周囲にクリス・ポール(現フェニックス・サンズ)、エリック・ゴードン、PJ・タッカー(現マイアミ・ヒート)、クリント・カペラ(現アトランタ・ホークス)、トレバー・アリーザらを揃え、18年のウエスト決勝では3勝2敗と先に王手をかけるなど苦しめた。
この時のロケッツはウォリアーズに対抗すべく、ハーデン、ポール、ゴードン、タッカー、アリーザというスモールラインナップを要所で送り込み、5アウトからハーデンを中心に攻め立てた。
今季のマブズはドンチッチ、ブランソンに加えて2月のトレード・デッドラインにクリスタプス・ポルジンギスを放出して、ワシントン・ウィザーズからディンウィディーとダービス・ベルターンスを獲得。この補強が功を奏している。
「ダラスにも(ドンチッチのほかに)ブランソンとディンウィディーというプレーメーカーたちがいる。シーズン途中にポルジンギスをトレードしてディンウィディーを加えたことが、今あのチームがこの場に立てている要因のひとつだと思う。新たなアタッカー(ディンウィディー)とシューター(ベルターンス)を獲得したことがあのチームを変えたんだ。それによってガードするのが非常に難しくなったのだから、見事な動きを見せたということだ」とカーHC。
もちろん、当時のロケッツと今のマブズは全く異なる陣容のため、単純比較はできない。それでも、ウォリアーズはシリーズ初戦で早速マブズの最重要人物を徹底ガードして、ホームで勝利を収めた。
対するマブズも、今年のプレーオフでは1回戦(対ユタ・ジャズ)、ウエスト準決勝(対サンズ)といずれも初戦を落としながら制してきただけに、キッドHCをはじめとするコーチ陣が打倒ウォリアーズの策を練ってくることだろう。
はたして2日後の次戦はどんな展開を迎えるのか。このままドンチッチが黙っているとも思えないだけに、注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
この時のロケッツはウォリアーズに対抗すべく、ハーデン、ポール、ゴードン、タッカー、アリーザというスモールラインナップを要所で送り込み、5アウトからハーデンを中心に攻め立てた。
今季のマブズはドンチッチ、ブランソンに加えて2月のトレード・デッドラインにクリスタプス・ポルジンギスを放出して、ワシントン・ウィザーズからディンウィディーとダービス・ベルターンスを獲得。この補強が功を奏している。
「ダラスにも(ドンチッチのほかに)ブランソンとディンウィディーというプレーメーカーたちがいる。シーズン途中にポルジンギスをトレードしてディンウィディーを加えたことが、今あのチームがこの場に立てている要因のひとつだと思う。新たなアタッカー(ディンウィディー)とシューター(ベルターンス)を獲得したことがあのチームを変えたんだ。それによってガードするのが非常に難しくなったのだから、見事な動きを見せたということだ」とカーHC。
もちろん、当時のロケッツと今のマブズは全く異なる陣容のため、単純比較はできない。それでも、ウォリアーズはシリーズ初戦で早速マブズの最重要人物を徹底ガードして、ホームで勝利を収めた。
対するマブズも、今年のプレーオフでは1回戦(対ユタ・ジャズ)、ウエスト準決勝(対サンズ)といずれも初戦を落としながら制してきただけに、キッドHCをはじめとするコーチ陣が打倒ウォリアーズの策を練ってくることだろう。
はたして2日後の次戦はどんな展開を迎えるのか。このままドンチッチが黙っているとも思えないだけに、注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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