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NBA

「以前は5つの選択肢があったけど今はない」現代NBAにウォージーが見解。古巣レイカーズには「再建を拒否した」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.06.02

 ウォージーによれば、往年の名選手であるビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)も、その変化について語っていたという。

「今はアスレティック能力の高い選手ばかりだ。それがゲームにそのまま反映されている。ほとんどがアイソレーションで、ミスマッチを探している。ラッセルは一度、私に言ったよ。『以前は1回のプレーで5つの選択肢があったけど、今はその面影はない』とね」

 そんなウォージーは、古巣のレイカーズがレブロンやアンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニーらタレントを擁しながらカンファレンス11位に沈み、プレーイン・トーナメントにさえ進出できなかったことも嘆いている。

「レイカーズは数年をかけて再建することを拒否したと思う。(ブランドン)イングラム、(ジュリアス)ランドル、(ロンゾ)ボールといい選手が何人かいた。コビー(ブライアント)が引退するまでのラスト数年は、ベテランの(スティーブ)ナッシュを連れてきたり、背中にケガを抱えるドワイト・ハワードを連れてきた。ドラフト指名権を放出して、すぐに勝つことを選んだ。どうやってチームを作り上げる必要があるか、考えないといけない」
 
「今のメンフィス(グリズリーズ)やボストン(セルティックス)、ミルウォーキー(バックス)が時間をかけてチームを作り上げたのを見てみるといい。結束力のある組織を作らないといけない。以前はレイカーズにはそれがあったが、ブルックリン(ネッツ)がビッグ3を作ろうとしたように、すべてを投げ出した。

 今季、ブルックリンやレイカーズで何が起こったか。普通に行けば、ケガをしていてももっと上手くプレーできるはずだし、間違いなくプレーオフに進出していたはずだ。現状としては、レイカーズとして恥ずかしいことだし、受け入れられない」

 リーグの世代交代が進むなかで、指揮官にダービン・ハムを迎えたレイカーズがどのようなチーム作りで再建を進めるかも興味深いところだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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