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NBA

アデトクンボのスペルの秘密、自身が選ぶ最強チーム、あふれ出る兄弟愛。ヤニスが同僚のYouTubeに出演し軽妙なトークを披露<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2022.11.21

「FIBAの試合はNBAよりもタフ?」という質問には「ゲーム自体はヨーロッパのほうが断然タフ」だとヤニスは答えている。

「ヨーロッパでアベレージ10点を取ろうと思ったら、もの凄く頑張らないといけないけれど、NBAだと、フリースローだけで8~10点くらいは軽く取れたりするし、試合時間が長いのもかえってイージーだ」

 そう答えたヤニスが選んだ、インターナショナル選手の最強ロースターは、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティーシクサーズ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、エバン・フォーニエ(ニューヨーク・ニックス)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーヴェリックス)、そして自身。

 対するアメリカン最強ロースターは、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン(ともにゴールデンステート・ウォリアーズ)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、そしてビッグマンはバム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)という顔ぶれだ。なかでもアデバヨがヤニスの一押しだという。

 また、彼にとって一番お気に入りのチームメイトは、兄のタナシスだという。

「彼はいつも笑顔で、エネルギーに満ちあふれていて、いつもそばにいてくれる。自分がどれだけプレーするかは関係ない。彼は今までで最高のチームメイトの1人で、それが僕の兄弟だなんて、素晴らしいよ!」
 
 そんなヤニスの兄弟愛は、「質問に答えたくなければ、コオロギがたっぷり入ったお茶を飲む」という究極の質問コーナーで、「兄弟3人で一番好きなのは誰?」「3人のうちで一番バスケが下手なのは?」といった質問で、涙目になりつつも迷わずコオロギ茶を飲み干していた姿からもあふれ出ていた。

 イバカが用意した、牛タンならぬ“羊タン(!)”入りのアメリカンドッグを、「羊が歯磨きしてるかわからない!」という苦しい言い訳で必死に拒否していたシーンなどは爆笑ものだったが、誠実な回答の合間に絶妙なジョークを散りばめるヤニスのレアな素顔にファンも大喜び。それを引き出したイバカのホストぶりは実に見事で、彼は引退後にはきっと、名MCとして引っ張りだこになること間違いなしだ。

 3度目の優勝を狙うバックスで、イバカはフォワードのバックアッパーであるだけでなく、チームのムードメーカーとしての役割も担っていることだろう。

文●小川由紀子

【PHOTO】並外れた身体能力とド迫力のダンクでスター街道を驀進!“グリーク・フリーク”ヤニス・アデトクンボの厳選ショット集!
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