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NBA

「想像していたものとは違った」3月14日に35歳となったカリーは"最低でも"40歳まで現役続行?<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.03.16

 カリーとともにウォリアーズで4つのチャンピオンリングを手にしたドレイモンド・グリーンが指摘するのは、ガードの選手にとっての年齢との付き合い方の難しさだ。

「レブロンが35歳を過ぎてからやっていることを見て、特別感を感じなくなっている人たちもいるけれど、カリーのようなサイズの選手にとって話は別だ。彼がやっていることは、それだけ特別なことなんだ。彼が日常的に行なっている、細部にもこだわり抜いた取り組みが、彼を偉大な存在にしている。あのサイズで、あの年齢にして、圧倒的な存在感を示せるというのは、ただごとじゃない」

 スピード、俊敏さ、アジリティといったフィジカル面だけでなく、司令塔の選手に求められる一瞬の隙も見逃さない察知能力、コンマ数秒のスピードで状況を判断しなければならないゲームメーク力といった感覚的な部分も、時間とともに劣化するのは免れない。

 それをキープしているカリーの凄さが、「自分にとっては一番の驚きだ」とグリーンは語っている。
 
 少し前、医療系のコラムに「生活環境や栄養状態が良くなったことで、体力面などは、昔と比べて、実年齢x0.8程度に向上している」と書かれていたのを読んだが、これに当てはめると35歳のカリーは、28歳並ということだ。

 それに何より、カリーの言葉にもあるように、自分自身が年齢を意識しないモードにいる、というマインドこそが重要だ。

 バスケファンも、1年でも長く彼がコートで躍動する姿を見続けたい。彼のバースデーと、今後の健やかなキャリアを祝いつつ。

文●小川由紀子

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