SUB　河村勇輝　5.0
出場時間／25分11秒
25得点・１リバウンド・９アシスト
０スティール・０ブロック・＋12
前半は４得点も、勝負の後半に覚醒。特に第４Ｑは、７点ビハインドの残り７分から３ポイント４本と３点プレーで一挙15得点を叩き出し、大逆転に導いた。ターンオーバーはゼロでアシストも９本と自慢のパスも冴えわたり、「Ｂリーグの河村だった」と指揮官も大絶賛。

SUB　吉井裕鷹　3.5
出場時間／24分59秒
２得点・２リバウンド・０アシスト
２スティール・１ブロック・＋４
初戦（19分55秒）からさらにプレータイムを伸ばし、数字に残らないハッスルプレーで貢献。特にディフェンスでは中盤のアンカー的な役割を担い、気迫のリバウンドやブロックで活力を与えた。安心して渡邊を休ませられたという意味でも彼の存在は大きい。
  SUB　富永啓生　4.5
出場時間／18分35秒
17得点・１リバウンド・２アシスト
３スティール・０ブロック・＋17
前半はピンポイントの起用ながら２本の３ポイントをヒット。劣勢の後半もミドルジャンパーと３ポイントで波に乗ると、第４Ｑは自らの長距離砲に加えて、相手ディフェンスを引き付けてのアシストで攻撃の起点となった。後半は課題の守備でも奮闘。期待通りの強心臓ぶりを発揮し、自身の手でその存在価値を示した。

SUB　比江島慎　4.5
出場時間／14分24秒
17得点・０リバウンド・３アシスト
０スティール・０ブロック・－５
第１Ｑ中盤にコートに入ると、得意のドライブでフィンランド守備陣を翻弄。“比江島ステップ”は世界でも十分に効果を発揮し、前半はFG３／３、フリースロー７／８でチーム最多の14得点を奪った。最年長の33歳は、序盤にいい流れを作り、中盤の苦しい時間帯をつないだアップセットの立役者だ。

COACH　トム・ホーバス　4.5
先発は前戦から不動で臨むも、途中投入の河村や比江島が好調と見るや、すぐさまシフトチェンジ。コート中央で仕掛けるトラップディフェンスもドイツ戦に続いて威力を発揮し、粘り強い守備から流れを引き寄せた。３ポイントは28本中11本の成功とまずまずの数字ながら、泥臭い戦いを徹底して歴史的勝利を掴んだ。

取材・文●萩原誠（ダンクシュート編集部）

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