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NBA

新生シクサーズが始動!古巣復帰のコビントンは「最高の気分」、モリスSr.は「何だってやってみせる」と意気込み<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.11.03

 また、クリッパーズ在籍5年目の今季、いまだ出場機会のなかったモリスSr.は、「俺はハリウッドから抜け出す必要があった」と自身のインスタグラムへ投稿し、心機一転への決意を示した。

 34歳のベテランフォワードにとって、ペンシルベニア州フィラデルフィアは生まれ故郷で、高校時代途中までを過ごしたホームタウン。「ここ数年というもの、俺は本来の自分ではなかった」と明かしたモリスSr.は「俺がこのチームへもたらすものに、たくさんの人が驚くだろうね。ワクワクしているし、チームが求めることなら何だってやってみせる」と意気込む。

 シクサーズの主軸はセンターのエンビードとガードのマキシー。両選手による2メンゲームを中心に、ナースHCの求めるパッシングゲームを展開していくこととなる。
 
 クリッパーズでカワイ・レナード、ポール・ジョージとプレーしてきたモリスSr.はこの2選手と一緒にプレーするのは「簡単なことさ」と自信を覗かせる。

「ジョエルはリーグベストのビッグマンで、マキシーは新進気鋭のスター。彼らとプレーするうえで、俺は自分のスポットを見つけて、彼らのプレーを楽にさせるだけ。俺はベテランなんだ。それにリーダーでもある。だから朝飯前さ」

 そして「俺はフィラデルフィア出身。だからいつだって、勝つことが期待されていることもわかっている」と語っていた。

 コビントン、モリスSr.にバトゥーム、マーティンJr.が加わったことで、シクサーズはフォワード過多になったことは否めない。それでも、長丁場を戦い抜くうえで選手層の厚さは不可欠な要素で、彼らがチームのシステムにフィットできれば、さらに手ごわいチームにもなれるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
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