「僕らはうまくならなきゃ、もっといいプレーをしなきゃいけない。もっと上手に守って、お互いをより信頼しないといけない。それにもっとコーチの指示が行き届いたチームにならないといけないんだ。

　そのすべての面で、みんながうまくならないと。ベンチ陣もそうだし、チームのリーダー格もさらに声を出していかなきゃいけない。それにもっとショットを決めて、上手に守っていかないといけないし、もっといい戦略を用いて、向上しないといけない。僕らはこの４カ月間でうまくなってみせる」

　レギュラーシーズンは４月14日までで、20日から今季のタイトル獲得をかけたプレーオフが幕を開ける。ヤニスが口にした“４か月後”というのは、ちょうどカンファレンス・セミファイナルがスタートする５月６、７日頃を指すこととなる。
  　イーストはセルティックス、バックス、そして昨季のMVPジョエル・エンビード率いるフィラデルフィア・セブンティシクサーズが３強を形成。さらに昨季のイースト覇者マイアミ・ヒートや、今季躍進を遂げたオーランド・マジック、今季バックス相手に４勝１敗と大きく勝ち越すペイサーズなどがいるのだが、ヤニスはタフなシリーズが予想されるカンファレンス・セミファイナル以降を見据えて口にしていたのかもしれない。

　バックスにとって朗報なのは、８日から今季16勝３敗と圧倒的な強さを誇るホームで４連戦が組まれていることだろう。ここで仕切り直しを図り、再び白星先行へと切り替えたいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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