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NBA

レブロンが考える“最も影響を与えた”選手は「ステフとアイバーソン」。テイタムも高評価「今後、峠を越すのを見てみたい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.21

 そうしたなか、現在リーグベストの55勝14敗(勝率79.7%)を記録し、一番乗りでプレーオフ進出を決めたボストン・セルティックスのエーススコアラー、ジェイソン・テイタムの話題に。

 レブロンは、キャリア7年目の今季も平均27.1点、8.3リバウンド、4.9アシストの好成績を残し、自身初のリーグ制覇へ歩みを進める26歳のオールスターフォワードを高く評価していた。

「彼は25歳の時点で、(プレーオフの)カンファレンス・ファイナルに4回進出し、ファイナルも1回経験している。俺は28歳(実際は27歳)になるまで優勝できなかった。(昨季優勝したデンバー・ナゲッツの)ニコラ・ヨキッチが27歳(実際は28歳)で、マイケル・ジョーダンの初優勝も28歳だったと思う。

 俺たちはJT(テイタム)へものすごく期待しているけど、彼はすでにキャリアのなかで数多くの勝利を経験してきた。今後、彼が(初優勝への)峠を越すのを見てみたいものだね」
 
 レブロンが指摘したように、テイタムはNBA入りから毎年プレーオフに出場しており、2018、20、22、23年にカンファレンス・ファイナルに進出。2022年にはNBAファイナルを経験している。

 18年には当時クリーブランド・キャバリアーズに所属していたレブロンが、ルーキーだったテイタムとファイナル進出をかけて激突し、4勝3敗で撃破。22年のファイナル初出場時はカリー率いるウォリアーズに2勝4敗で敗れたとはいえ、リーグのベストプレーヤーの1人という地位を確立したと言っていい。

 セルティックス、そしてレブロンが在籍するレイカーズは、NBA史上最多となる17回の優勝回数を誇っている。もし今季、セルティックスがプレーオフを勝ち上がり、球団史上18度目のNBAチャンピオンに輝くことになれば、テイタムの選手としての評価はさらに高まることだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
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