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NBA

ホークスが4日間で首位セルティックスを2度撃破!44本のショットで44得点を奪ったマレー「コビーは誇りに思ってくれているだろうね」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.29

 なお、この試合でマレーは自己最多を大幅に更新する44本ものショットを放った。『StatMuse』によると過去20年間で44本以上のフィールドゴールを試投したのは、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ/引退試合を含め5回記録)とラッセル・ウエストブルック(当時オクラホマシティ・サンダー/現ロサンゼルス・クリッパーズ)の2人のみ。

 マレーは44本のうち18本を決めたものの、成功率は40.9%と決して高くなく、同条件下での44得点というのは歴代ワースト7位タイの最少得点。2002年のコビーが41得点(試投47本)で同5位にランクインしていたこともあり、マレーは「そんなにたくさんのショットを打ちたくはない。けどコビーは僕のことを誇りに思ってくれているだろうね」と語った。

 27日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦とこの日のセルティックス戦前には腰の痛みを訴えていたマレーだが、試合中はケガに悩まされているような素振りを見せずに戦い抜いた。チームを引っ張る27歳のコンボガードはこう話す。
 
「僕らはタンキング(意図的に負けること)したりはしない。負けるためにやっているんじゃない。バスケットボールの試合に勝つために、どこまで高い順位まで上がれるかを目指して戦っている。だから痛みなんて関係ないんだ。

 僕はこのチームのみんなから恩恵を受けている。だからこそプレーできて、高いレベルで競い合えるんだ。それが僕にできることであって言い訳はしない。それに僕は試合を心の底から愛しているし、チームメイトたちのことも大好きなんだ」

 これで今季最長に並ぶ4連勝としたホークスは、イースト10位の34勝39敗(勝率46.6%)。4年連続のプレーオフ進出を果たすためには、プレーイン・トーナメントを勝ち抜くことが条件となりそうだが、チームは過去2年のプレーインで3戦無敗を誇っている。もし第8シードを勝ち獲ることになれば、第1シードが濃厚なセルティックスとのシリーズは、シード順に関係なく白熱したものになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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