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NBA

リバウンドが取れずニックスに敗れたシクサーズ。ベテランのバトゥームは「もっとリバウンドをコントロールしないと」と警鐘<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.04.22

 ただし、ニックスのベンチ陣に躍を許したシクサーズにとって、22日の第2戦、あるいは今後のシリーズで勝利するために必須条件となるのが、リバウンドの確保だ。

 シクサーズは初戦、リバウンド総数で33-55とニックスに圧倒された。なかでもオフェンシブ・リバウンド数で9-23、セカンドチャンスからの得点でも8-26と大差がついた。

「プレーオフの試合で、リバウンドはもの凄く重要になってくる。僕らは試合に勝つチャンスがあったんだ。けど(この試合で)最悪な部分になってしまった。勝てるチャンスがあったのにね」

 35歳のベテラン、ニコラ・バトゥームはそう語り、リバウンドや球際の争いがカギになってくると口にしていた。
 
「僕らはリバウンドをコントロールしていかないといけない。それはわかってはいたことなんだ。相手はおそらくリーグでもベスト、ベストではないとしてもトップクラスのチーム。彼らは見事なプレーをしていたし、アグレッシブで、どんなボールも追いかけていた。僕らの敗因はそこにある」

 ニックスはフィールドゴール成功率39.6%(36/91)とショット不振に陥りながら、ロビンソンの7本を筆頭にブランソンと先発センターのアイザイア・ハーテンスタインが5本、ハートが4本のオフェンシブ・リバウンドを奪ってポゼッションをつなぎ、チーム全体で1勝をもぎ取っていた。

 ニックスとシクサーズのシリーズ第2戦は22日。両チームのリバウンドやルーズボール争いなど、球際の攻防にも注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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