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NBA

「そう思われるのが一番嫌だった」ニックスのブランソンが明かす、他者から指摘された“気に入らない敗戦の理由”とは<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.06.02

 僕らはあのシリーズで勝つチャンスがあった。けどそれができなかったんだ。3勝0敗にできるチャンスだってあったのにできなかった。だから自分たちが負けた要因についてそう言われるのが嫌なんだ」

 敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで行なわれた先月10日のシリーズ第3戦。ニックスは試合時間残り42秒にブランソンの3ポイントで同点に追いついたものの、ペイサーズはタイリース・ハリバートンが3ポイントを落とした後、アーロン・ネスミスがオフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、アンドリュー・ネムハードが値千金の長距離砲を沈めて逆転。その後ニックスはブランソン、ドンテ・ディヴィンチェンゾのスリーが決まらず、106-111で敗れた。

 今年のプレーオフで平均32.4点、3.3リバウンド、7.5アシストと猛威を振るったブランソンにとっては、勝利できるチャンスをモノにできなかったことが心底悔しかったのだろう。
 
 トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)の下、ニックスが来季もシーズンを通して“完全体”でプレーできる保証はどこにもない。それでも、このチームはブランソン、ランドル、ハート、ディヴィンチェンゾ、ロビンソン、マイルズ・マクブライドが来季も契約下にいる。

 完全FA(フリーエージェント)になる先発センターのアイザイア・ハーテンスタイン、来季契約がプレーヤーオプションのアヌノビーが、今夏オプション行使あるいは再契約を結んでニックスの一員としてトレーニングキャンプから合流できるのであれば、今季よりもさらに上を目指せるロスターと言えるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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