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国内バスケ

【Bリーグ】大阪の新外国籍選手ルーサーが36得点と突然の“覚醒” ! 実力者でも適応には特有の難しさ「日本では体力とエナジーが必要だ」

大島和人

2024.10.28

 突然の覚醒について、藤田HCはこう述べる。

「ヨーロッパと全く違うリーグで、プレースタイルも彼に求められる役割も違います。ズレもあった中、毎日ハードワークし続けた彼の努力の賜物です。彼がああいう力を持っている選手と証明できてすごく嬉しいです。相手にとって本当に嫌な存在かなと思います」
 
 一方でルーサーのコメントは謙虚だった。

「Bリーグの試合は“Back to Back”で(土日の連戦が)行なわれるので、体力とエナジーが必要だなと感じている。日本で初めてのシーズンなので、チームメイトやコーチからいろいろ学ぶ必要があり、それをしっかりと受け入れて習得するようにしている。今日ショットが決められたのは彼らのおかげだ」

 さらに「自分としてはそこまで得点を気にしていない。アグレッシブにディフェンスをして、オフェンスはオープンショットをしっかりと打っていくところが自分の役割。毎試合毎試合、相手は変わっていくので、そこにしっかりとアジャストすることが大切」とチームファーストの姿勢を強調していた。

 西地区は島根スサノオマジックが8勝1敗と走り、琉球ゴールデンキングスと大阪が6勝3敗で追う状況。11月2日・3日に琉球との直接対決を控える大阪にとって、ルーサーの覚醒は明るい材料だ。

取材・文●大島和人(球技ライター)

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