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NBA

パリ五輪でローテ外…“因縁”のカーHC率いるウォリアーズに敗戦もテイタムは泰然自若「特に考えていなかった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.11.08

 パリ五輪の起用法について、実際に不満に思うところはあっただろう。その因縁から、敵対心剥き出しでウォリアーズ戦に臨むことも考えられたが、それはテイタムのスタイルではない。

「これも仕事のうち。俺はキャリアを通してそういったことに向き合ってきた。もっと叫べとか、悔しがれと求めてくる人がいる。けど俺は自分がやりたいことをやり、自分の経験を真摯に受け止めていくだけだ」

 デューク大学で1年プレーし、19歳で初めてNBAのコートに立ったテイタムは、現在26歳で今季がキャリア8年目。プロデビュー後に、メンタル面も大きく成長したと明かす。
 
「下品な言い方になってしまうけど、俺はどうすれば相手を罵らないようにプレーできるかを学んできた。あるがままの自分でいられることがすごく快適で、自分が達成してきたことも誇らしく思っている。自分がどんな選手なのかはわかっているし、自分がこれまでに下してきた決断にも満足しているよ」

 テイタム率いるセルティックスは、現地11月7日時点でイースタン・カンファレンス2位の7勝2敗(勝率77.8%)。開幕9連勝中のクリーブランド・キャバリアーズの後塵を拝しているとはいえ、上々のスタートを切ったと言えるだろう。

 ベテランのような風格と落ち着きを併せ持つテイタムは、昨季に続くリーグ制覇という究極のゴールを達成すべく、着実に前進している。

文●秋山裕之(フリーライター)
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