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NBA

“らしい”試合でホークスに完勝を収めたナゲッツ。48得点のヨキッチに相手指揮官も「世界最高の選手」と脱帽<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.12.09

 ホークス戦でも、ヨキッチはフィールドゴール成功率58.6%(17/29)、3ポイント成功率50.0%(3/6)、フリースロー成功率84.6%(11/13)の計48得点に14リバウンド、8アシスト、3スティールと猛威を振るったが、この試合では“ナゲッツらしさ”が随所に見られた。

 141得点は延長にもつれ込んだ10月29日のブルックリン・ネッツ(144得点)を除けば今季最多得点で、43アシストも今季チームベスト。マイケル・ポーターJr.がシーズンハイに並ぶ26得点に7リバウンド、3アシスト、クリスチャン・ブラウンが17得点、8リバウンド、4アシスト、2スティール、ジュリアン・ストローサーが13得点、マレーに代わって先発入りしたラッセル・ウエストブルックがゲームハイの11アシストをマークした。

 ホークスにとって痛かったのは、先発フォワードのジェイレン・ジョンソン(右肩)、ベテランのボグダン・ボグダノビッチ(左大腿四頭筋)が欠場したこと。シックスマンのディアンドレ・ハンターが20得点、ダイソン・ダニエルズが18得点、6アシスト、5スティール、ラリー・ナンスJr.が16得点、トレイ・ヤングが15得点、10アシスト、3スティールを記録するも、ヨキッチを中心としたナゲッツの波状攻撃に対する解決策を見出せなかった。
 
 クイン・スナイダーHCは、ヨキッチを「世界最高の選手」と評しつつ、試合をこのように分析していた。

「ディフェンスで、我々は必要とされていた緊迫感を持って戦えなかった。オフェンス面ではいくつか本当にいい場面があったが、もっと決めていく必要があった。リムでもいくつかコンテストされたショットがあり、もっとうまく攻めることができていたかもしれない」

 見事なゲーム運びで完勝を収めたナゲッツ。群雄割拠のウエストで上位に食い込むべく、ここから本領を発揮したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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