水曜は、試合の会場であるアコー・アリーナで、両チームの公開練習とメディアセッションが行なわれた。
会場には過去3大会とは比べ物にならない数の報道陣が集結。地元フランスやNBAの本国アメリカを筆頭に、欧州各国、香港などアジアからも遠路はるばるメディアが駆けつけた。
メディアセッションは通常、コート上での囲み取材という形で行なわれるが、ウェンビーの生声をとらえたい多くのメディアに対応すべく、会見上での会見形式という異例の形で行なわれることになった。
昨夏のパリ五輪で、アメリカと決勝戦を戦った同じコートに戻ってきた感想を聞かれたウェンバンヤマは、「通路にはまだところどころオリンピックの装飾が残っているね。ここに戻ってこられて嬉しいよ。ここは思い入れのある会場なんだ」と回答。
さらに、NBAでの自身の成長については、こう分析している。
「攻撃面では、より確実性が増した。まだまだ取り組んでいる最中だけれど、どこに動いて何をすべきかより理解できてきた。(咋シーズンの)最初の頃は、ただ自分ができることをやろうとしていただけだった。学ぶためには失敗も必要だから、そのことについては何も後悔はしていない。そして守備では、それぞれの選手のプレーに適応する必要がある。チェスのような感じだ。いろいろなタイプの選手と対戦することで、多くの経験を積んできた」
続いて「NBA Cares(ケアーズ)」の活動として、両チームとも地元の少年少女のコーチングクリニックに参加したあと、夜はパルク・デ・プランスで行なわれたサッカーのチャンピオンズリーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)対マンチェスター・シティ戦をチーム揃って観戦した。
パリ郊外で育ったウェンビーはPSGファンであることを公言していて、イギリス育ちで欧州サッカー好きのジェレミー・ソーハンとはよくサッカーの話題で盛り上がっているらしい。
PSGには先週、ジョージア人のFWクヴィチャ・クワラツヘリアが入団したが、彼と同郷のサンドロ・マムケラシュビリは、「彼とは数日前から連絡を取り合っていて、パリにいる間に一緒にディナーに行こうと約束しているんだ」と楽しげに答えてくれた。
今回のパリゲームズの機会に、スパーズとPSGはマネジメントレベルでの提携も発表している。コミュニティへの影響やブランド開発、ファンエンゲージメント、スポーツの革新といった案件について、互いに学び合うスキームを構築していくとこのことだ。
このように連日盛りだくさんのイベントをこなしているウェンバンヤマと仲間たちは、いよいよ木曜夜に、本番のゲームに臨む。
今回は完全に“敵役”のペイサーズだが、ベネディクト・マサリンは「彼らとの対戦は通常よりも厳しいものになるだろう。彼らに有利な状況だからね。でも本当に楽しみだよ」と気合十分。
マイルズ・ターナーも、「この会場はNBAよりもクールだ。コートを照らすライトがいい。客席は暗くなっているから、まるでステージ上でプレーしているみたいで気分がいいぜ」と、覚えたてのフランス語を散りばめつつ上機嫌でコメントしていた。
NBA史上最多となる53か国からファンがチケットを購入したという大注目のイベント。スパーズ対ペイサーズのパリゲームズ第1戦は現地時間23日20:00(日本時間24日4:00)にティップオフだ。
文●小川由紀子
【関連記事】30万円のチケットも即完売したパリゲームズ。来年は“フランスの至宝”ウェンバンヤマ凱旋で未曽有のNBAフィーバーに?<DUNKSHOOT>
会場には過去3大会とは比べ物にならない数の報道陣が集結。地元フランスやNBAの本国アメリカを筆頭に、欧州各国、香港などアジアからも遠路はるばるメディアが駆けつけた。
メディアセッションは通常、コート上での囲み取材という形で行なわれるが、ウェンビーの生声をとらえたい多くのメディアに対応すべく、会見上での会見形式という異例の形で行なわれることになった。
昨夏のパリ五輪で、アメリカと決勝戦を戦った同じコートに戻ってきた感想を聞かれたウェンバンヤマは、「通路にはまだところどころオリンピックの装飾が残っているね。ここに戻ってこられて嬉しいよ。ここは思い入れのある会場なんだ」と回答。
さらに、NBAでの自身の成長については、こう分析している。
「攻撃面では、より確実性が増した。まだまだ取り組んでいる最中だけれど、どこに動いて何をすべきかより理解できてきた。(咋シーズンの)最初の頃は、ただ自分ができることをやろうとしていただけだった。学ぶためには失敗も必要だから、そのことについては何も後悔はしていない。そして守備では、それぞれの選手のプレーに適応する必要がある。チェスのような感じだ。いろいろなタイプの選手と対戦することで、多くの経験を積んできた」
続いて「NBA Cares(ケアーズ)」の活動として、両チームとも地元の少年少女のコーチングクリニックに参加したあと、夜はパルク・デ・プランスで行なわれたサッカーのチャンピオンズリーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)対マンチェスター・シティ戦をチーム揃って観戦した。
パリ郊外で育ったウェンビーはPSGファンであることを公言していて、イギリス育ちで欧州サッカー好きのジェレミー・ソーハンとはよくサッカーの話題で盛り上がっているらしい。
PSGには先週、ジョージア人のFWクヴィチャ・クワラツヘリアが入団したが、彼と同郷のサンドロ・マムケラシュビリは、「彼とは数日前から連絡を取り合っていて、パリにいる間に一緒にディナーに行こうと約束しているんだ」と楽しげに答えてくれた。
今回のパリゲームズの機会に、スパーズとPSGはマネジメントレベルでの提携も発表している。コミュニティへの影響やブランド開発、ファンエンゲージメント、スポーツの革新といった案件について、互いに学び合うスキームを構築していくとこのことだ。
このように連日盛りだくさんのイベントをこなしているウェンバンヤマと仲間たちは、いよいよ木曜夜に、本番のゲームに臨む。
今回は完全に“敵役”のペイサーズだが、ベネディクト・マサリンは「彼らとの対戦は通常よりも厳しいものになるだろう。彼らに有利な状況だからね。でも本当に楽しみだよ」と気合十分。
マイルズ・ターナーも、「この会場はNBAよりもクールだ。コートを照らすライトがいい。客席は暗くなっているから、まるでステージ上でプレーしているみたいで気分がいいぜ」と、覚えたてのフランス語を散りばめつつ上機嫌でコメントしていた。
NBA史上最多となる53か国からファンがチケットを購入したという大注目のイベント。スパーズ対ペイサーズのパリゲームズ第1戦は現地時間23日20:00(日本時間24日4:00)にティップオフだ。
文●小川由紀子
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