一方のラメロは平均28.2点、5.3リバウンド、7.3アシスト、1.39スティールを誇るホーネッツの司令塔兼トップスコアラー。変幻自在のハンドリングと目の覚めるようなパス、ワンレッグから繰り出す３ポイントなどクリエイティビティに溢れたスター選手として知られる。

　そんな23歳のスターガードをグリーンは次のように評していた。

「彼は若いながらもゲームを読むことが本当にうまいんだ。非常に滑らかな動きを見せる、自信に満ちたガードだ。一緒にプレーしていて楽しいよ。絶大な自信を持っていて、チームメイトたちを信頼し、全員のプレーを楽にしてくれるんだ」
  　ラメロは今年のオールスターゲームのファン投票でイースタン・カンファレンスのガード部門トップの242万1385票を獲得。しかし選手投票（68票）で３位、メディア投票（３票）で７位に終わり、ウェイトスコア3.0でスターター争いから脱落し、１月30日に発表されたリザーブメンバーにも落選した。

　これはホーネッツが12勝34敗（勝率26.1％）でイースト14位に低迷していることが影響しているが、201cmの大型ガードはプレーに華があり、ドンチッチ同様、“ファンが見たい”選手の１人であることは間違いない。

文●秋山裕之（フリーライター）

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