試合時間残り5分で5点差以内を指すクラッチ・シチュエーションで、9勝11敗(勝率45.0%)と苦戦しているスパーズからすれば、その時間帯でリーグ4位の85得点を残すフォックスは、頼もしい存在となるはず。
新天地でNBAキャリア第2章を迎えるフォックスにとって、懸念事項はチームにフィットできるかという相性面、そして契約問題か。来季終了後に現行契約が満了するフォックスは、キングスから2023年10月に2年1億500万ドル(現在のレートで約162億7500万円)、翌2024年10月にも3年1億6500万ドル(約255億7500万円)のMAX額の延長契約を提示されるも拒否。
キャリア8年目の今季、オールNBAチームに選ばれれば、フォックスはキングスとスーパーMAX契約を結ぶ資格を手にしていた。だがキングス側は延長契約の雲行きが怪しくなったと判断したのか、1月28日にシャラニア記者が「キングスはフォックスのトレード交渉をスタートさせる見込み」と報道。
その時点で希望の移籍先はスパーズと報じられていたが、フォックス自身は29日に地元メディア『The Sacramento Bee』へ「あれは彼ら(キングスのフロントオフィス)が決めたこと。僕が彼らに対して(トレードの)オファーを聞いてはいけないとか、耳を傾けてくれとは言えないよ」と、自身がトレードを望んだわけではないと明かしていた。
ただ、結局6日のデッドラインよりも数日前に大型トレードがまとまったことから、キングス側は対応を急いでいたと受け取ることもできる。
はたして、シーズン途中のトレードでスパーズに加入したオールスターPGは、ウェンバンヤマら新たなチームメイトたちと良好なケミストリーを築き上げることができるのか。
フォックス自身は2度目、スパーズにとっては6年ぶりのプレーオフ出場を飾るチャンスが残されているだけに、ここからどこまで巻き返していけるか、注目していきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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新天地でNBAキャリア第2章を迎えるフォックスにとって、懸念事項はチームにフィットできるかという相性面、そして契約問題か。来季終了後に現行契約が満了するフォックスは、キングスから2023年10月に2年1億500万ドル(現在のレートで約162億7500万円)、翌2024年10月にも3年1億6500万ドル(約255億7500万円)のMAX額の延長契約を提示されるも拒否。
キャリア8年目の今季、オールNBAチームに選ばれれば、フォックスはキングスとスーパーMAX契約を結ぶ資格を手にしていた。だがキングス側は延長契約の雲行きが怪しくなったと判断したのか、1月28日にシャラニア記者が「キングスはフォックスのトレード交渉をスタートさせる見込み」と報道。
その時点で希望の移籍先はスパーズと報じられていたが、フォックス自身は29日に地元メディア『The Sacramento Bee』へ「あれは彼ら(キングスのフロントオフィス)が決めたこと。僕が彼らに対して(トレードの)オファーを聞いてはいけないとか、耳を傾けてくれとは言えないよ」と、自身がトレードを望んだわけではないと明かしていた。
ただ、結局6日のデッドラインよりも数日前に大型トレードがまとまったことから、キングス側は対応を急いでいたと受け取ることもできる。
はたして、シーズン途中のトレードでスパーズに加入したオールスターPGは、ウェンバンヤマら新たなチームメイトたちと良好なケミストリーを築き上げることができるのか。
フォックス自身は2度目、スパーズにとっては6年ぶりのプレーオフ出場を飾るチャンスが残されているだけに、ここからどこまで巻き返していけるか、注目していきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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