昨季のセルティックスはジョー・マズーラHCの下、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンの２枚看板にドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、クリスタプス・ポルジンギス、アル・ホーフォード、ペイトン・プリチャードを中心とした布陣で2008年以来のリーグ制覇を達成した。

　優勝メンバーの多くが残留した今季もイースタン・カンファレンス２位の53勝19敗（勝率73.6％）の好成績をマーク。すでに11年連続のプレーオフ進出を決めており、４月19日に開幕するポストシーズンでは守護神ビル・ラッセルを擁した1968、69年以来となる連覇を目指す。
  　なお、キャセール自身は2008年の優勝チームよりも現在のチームを高く評価していた。

「少しバイアスがかかっているかな。けど我々はスペシャルなチームを形成している。今コーチングしているチームは、2008年のチームよりもずっとスキルが備わっている」

　NBAで優勝することは並大抵のことではなく、連覇となるとさらに難易度は高くなる。すべてのチームが目の色を変えて挑んでくる状況下で、王者セルティックスは球団史上３度目の２連覇を成し遂げることができるか注目だ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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