ローズはNBAキャリア15シーズンで新人王と3度のオールスター、オールNBA1stチームに1回選出。SGAはキャリア7年目の今季の時点でオールスターとオールNBA1stチームにそれぞれ3度名を連ね、今季はMVPと得点王、カンファレンス・ファイナルMVPにも選ばれ、名実ともにベストプレーヤーの仲間入りを果たした。
そんな両者について、カリパリHCは「あの2人は異なるタイプの選手」と切り出し、SGAのエピソードも交えて次のように語った。
「デリックはスピードで相手を圧倒し、高い身体能力とフローターがあった。シェイの場合は、より自身のペースを重視して点を取る。だが信じられないのは、シェイは8試合か9試合で先発出場しなかったある時に、『君はスタートで出る必要がある』と伝えたら、『コーチ、僕は大丈夫です。あなたのことを信頼しているので』と言ってきたんだ。彼はそういう人柄なのさ」
メンフィス大時代のローズはクリス・ダグラス・ロバーツ、アントニオ・アンダーソン、ジョーイ・ドーシー、ケンタッキー大時代のSGAにはケビン・ノックス(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、PJ・ワシントン(現マブズ)、ハミドゥ・ディアロ、ウェニエン・ゲイブリエル、ニック・リチャーズ(現フェニックス・サンズ)、ジャレッド・ヴァンダービルト(現ロサンゼルス・レイカーズ)と、将来のNBA選手が複数いた。
ローズが2008年のドラフト全体1位でブルズから指名されたのに対し、SGAは2018年のドラフト1巡目11位でシャーロット・ホーネッツから指名された後にロサンゼルス・クリッパーズへトレード、1年目のオフにサンダーへトレードと、決して順風満帆なキャリアを送ってきたわけではない。
それでも、黙々と自分のゲームを磨いて先発に定着し、オールスター、オールNBAチームの常連になり、サンダーを優勝候補へと引き上げる立役者となった。
大学時代のSGAの謙虚さを肌で感じているからこそ、カリパリHCは現在の成長を嬉しく感じているに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
そんな両者について、カリパリHCは「あの2人は異なるタイプの選手」と切り出し、SGAのエピソードも交えて次のように語った。
「デリックはスピードで相手を圧倒し、高い身体能力とフローターがあった。シェイの場合は、より自身のペースを重視して点を取る。だが信じられないのは、シェイは8試合か9試合で先発出場しなかったある時に、『君はスタートで出る必要がある』と伝えたら、『コーチ、僕は大丈夫です。あなたのことを信頼しているので』と言ってきたんだ。彼はそういう人柄なのさ」
メンフィス大時代のローズはクリス・ダグラス・ロバーツ、アントニオ・アンダーソン、ジョーイ・ドーシー、ケンタッキー大時代のSGAにはケビン・ノックス(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、PJ・ワシントン(現マブズ)、ハミドゥ・ディアロ、ウェニエン・ゲイブリエル、ニック・リチャーズ(現フェニックス・サンズ)、ジャレッド・ヴァンダービルト(現ロサンゼルス・レイカーズ)と、将来のNBA選手が複数いた。
ローズが2008年のドラフト全体1位でブルズから指名されたのに対し、SGAは2018年のドラフト1巡目11位でシャーロット・ホーネッツから指名された後にロサンゼルス・クリッパーズへトレード、1年目のオフにサンダーへトレードと、決して順風満帆なキャリアを送ってきたわけではない。
それでも、黙々と自分のゲームを磨いて先発に定着し、オールスター、オールNBAチームの常連になり、サンダーを優勝候補へと引き上げる立役者となった。
大学時代のSGAの謙虚さを肌で感じているからこそ、カリパリHCは現在の成長を嬉しく感じているに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
関連記事
- 「全盛期のマジック、マイク(ジョーダン)、バードを全員倒した唯一の男」。シカゴ出身のローズが語る“真のGOAT”<DUNKSHOOT>
- 「ケガに見舞われても毎回カムバックしてきた」「これからもずっと兄弟だ」NBAを去るローズに盟友、恩師が惜別のコメント<DUNKSHOOT>
- 引退表明のローズに現役選手たちが続々とメッセージ!「永遠にレジェンド」「大好きなスーパースター!」<DUNKSHOOT>
- NBAの“史上最年少MVP”デリック・ローズが引退を表明。シカゴでの伝説的活躍から大ケガ…激動のキャリアに幕<DUNKSHOOT>
- 【NBAファイナル】崖っぷちのペイサーズがホームで快勝!3勝3敗で決着は最終第7戦へ<DUNKSHOOT>