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海外サッカー

“新ヘディングの怪物”上田綺世、称賛の声と辛口コメントが交錯する「18ゴール」の評価

下村正幸

2026.01.19

上田はシーズン終盤までこの調子を持続できるのか?(C)Getty Images

上田はシーズン終盤までこの調子を持続できるのか?(C)Getty Images

 フェイエノールト加入3年目、上田綺世は今、ストライカーとして充実の時を迎えている。エールディビジ第18節を終えて18得点。この爆発的な数字を前に、オランダのメディアや識者たちも、この日本人ストライカーについて語らずにはいられない。

 その評価の決定的な物差しとなったのが、1試合4ゴールという驚異のパフォーマンスでズウォーレを粉砕した一戦(15節:6-1で勝利)だ。

 かつてのオランダ代表MFであり、現在は確かな観察眼を持つアナリストとして知られるマルシアーノ・フィンク氏を唸らせたのは、上田がハットトリックを完成させたチーム4点目のシーンだ。
 
「これほど見事なヘディングシュートにお目にかかる機会は滅多にない。後方に下がりながら、ゴール隅の完璧な位置へコントロールする技術……。まさに唯一無二だ。正直、あんな芸当ができるのはルーク・デ・ヨング(昨シーズンまでPSVでプレー。現所属はポルト)くらいだと思っていたが、ウエダの技術は、今やそのデ・ヨングの域に極めて近い。彼のステップワークは軽快で、その意識は常にゴールへと研ぎ澄まされている」

 バルセロナやセビージャでも活躍したデ・ヨングは、「圧倒的な空中戦の支配者」として欧州の並み居るDF陣を苦しめてきた。その名ヘッダーを引き合いに出されること自体、現在の上田にとって最大級の賛辞と言えるだろう。オランダメディア『Voetbal International』のトム・クニッピング記者は、デ・ヨングの後継者として、上田を「新たなヘディングの怪物」に指名する。

 フェイエノールトの専門メディア『FR12.nl』のコラムニスト、マタイス氏もまた、上田が到達した「驚異的な領域」に目を細める。彼がズウォーレ戦の4ゴールの中で特に称賛したのは、スルーパスを引き出し、相手DFの間を強引にこじ開けてニアサイドを射抜いたチーム2点目のシーンだ。
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