ブンデスリーガのフライブルクで3シーズン躍動した堂安律が、今季同じブンデスリーガのフランクフルトへステップアップ移籍を果たした。
ヨーロッパリーグクラブからチャンピオンズリーグクラブへ。
「ヨーロッパに来た一番の理由はこの舞台に立つことでした」と正直に胸中を語っていた堂安。フランクフルトで担うのは、一戦力としての役割ではない。「攻撃の中心として、チームの流れをどう作り、変えられるか」だ。
フライブルクでは組織の中で違いを作り、試合を決められる選手にまでなった。チームタスクへの貢献度がMaxレベルまで成長した日本代表MFへの監督・コーチやチームメイトからの信頼は絶大で、手詰まりになると堂安に預けるケースが増えていた。
堂安にはいくつもの得意なオフェンスパターンがある。
「ワイドにパスを引き出す」「インサイドへのカットイン」「逆サイドへ展開してからエリアに飛び込む」「守備ライン裏へ走り込む」「ペナルティエリア外からの強烈なシュート」
フライブルクで研磨され、次々にオフェンスバリエーションを増やすことで、24-25シーズンには2桁ゴールを達成。「堂安が素晴らしいプレーをした」だけでなく、「堂安の良さを発揮しやすい状況をチームが作った」面も大きかったし、そうなるまでに積み上げたものが確かにあった。
移籍したフランクフルトは得点力のあるクラブだ。今季18節終了時で38得点はリーグ2位の数字(1位はバイエルンの71)。
ただ、今季のフランクフルトは、CLとの過密日程とモチベーションコントロールの難しさ、負傷者離脱の多さで、チームとしてコレクティブなプレーを積み上げるのに苦戦している。堂安自身「ゼロで我慢できれば、個人の能力的には各選手が一発で仕留める能力はある」とは語っていたが、チームとして試合の流れの中でフィニッシュまでの設計図が描けているかというと、そうとは思えないシーンが多々ある。
ボールを受けようにも相手守備に準備されている状況でパスを受けるケースが少なくなく、より個の対人能力における解決が求められているのが現状だ。
チャンスに堂安が顔を出すだけではなく、自分で攻撃を始める必要さえある。右サイドのアタッカーとしてプレーするのは変わらない。ボールを持った時の判断スピードと決断クオリティ、狭い局面でも前進できるスキルがある堂安は、相手の守備ブロックを動かす装置になり得る。
例えばバイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインは、ストライカーとしてだけではなく、頻繁に中盤に降りて見事なゲームメイクからフィニッシュワークに関わる回数を増しているが、堂安もそうした“最後を作る”比重が増えている。
とはいえ、過密日程の影響で練習から動きを合わせる時間が持てないので、攻守のバランスを最適化したり、フィニッシュまでの設計図を綿密に作り上げるのは簡単なことではない。どこか割り切りも必要なのかもしれない。
フライブルク時代以上に、リスクチャレンジしている堂安がいるのは、そうしなければチャンスが生まれない現状の表れでもあるのだから。
ヨーロッパリーグクラブからチャンピオンズリーグクラブへ。
「ヨーロッパに来た一番の理由はこの舞台に立つことでした」と正直に胸中を語っていた堂安。フランクフルトで担うのは、一戦力としての役割ではない。「攻撃の中心として、チームの流れをどう作り、変えられるか」だ。
フライブルクでは組織の中で違いを作り、試合を決められる選手にまでなった。チームタスクへの貢献度がMaxレベルまで成長した日本代表MFへの監督・コーチやチームメイトからの信頼は絶大で、手詰まりになると堂安に預けるケースが増えていた。
堂安にはいくつもの得意なオフェンスパターンがある。
「ワイドにパスを引き出す」「インサイドへのカットイン」「逆サイドへ展開してからエリアに飛び込む」「守備ライン裏へ走り込む」「ペナルティエリア外からの強烈なシュート」
フライブルクで研磨され、次々にオフェンスバリエーションを増やすことで、24-25シーズンには2桁ゴールを達成。「堂安が素晴らしいプレーをした」だけでなく、「堂安の良さを発揮しやすい状況をチームが作った」面も大きかったし、そうなるまでに積み上げたものが確かにあった。
移籍したフランクフルトは得点力のあるクラブだ。今季18節終了時で38得点はリーグ2位の数字(1位はバイエルンの71)。
ただ、今季のフランクフルトは、CLとの過密日程とモチベーションコントロールの難しさ、負傷者離脱の多さで、チームとしてコレクティブなプレーを積み上げるのに苦戦している。堂安自身「ゼロで我慢できれば、個人の能力的には各選手が一発で仕留める能力はある」とは語っていたが、チームとして試合の流れの中でフィニッシュまでの設計図が描けているかというと、そうとは思えないシーンが多々ある。
ボールを受けようにも相手守備に準備されている状況でパスを受けるケースが少なくなく、より個の対人能力における解決が求められているのが現状だ。
チャンスに堂安が顔を出すだけではなく、自分で攻撃を始める必要さえある。右サイドのアタッカーとしてプレーするのは変わらない。ボールを持った時の判断スピードと決断クオリティ、狭い局面でも前進できるスキルがある堂安は、相手の守備ブロックを動かす装置になり得る。
例えばバイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインは、ストライカーとしてだけではなく、頻繁に中盤に降りて見事なゲームメイクからフィニッシュワークに関わる回数を増しているが、堂安もそうした“最後を作る”比重が増えている。
とはいえ、過密日程の影響で練習から動きを合わせる時間が持てないので、攻守のバランスを最適化したり、フィニッシュまでの設計図を綿密に作り上げるのは簡単なことではない。どこか割り切りも必要なのかもしれない。
フライブルク時代以上に、リスクチャレンジしている堂安がいるのは、そうしなければチャンスが生まれない現状の表れでもあるのだから。




