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海外サッカー

奇跡のプレミア制覇から10年で急落…英3部降格のレスター、地元メディアが“20のミス”を徹底検証

THE DIGEST編集部

2026.04.23

レスターが英3部に降格となった。(C) Getty Images

レスターが英3部に降格となった。(C) Getty Images

 チャンピオンシップ(イングランド2部)のレスター・シティは、ついに“地獄”への転落を免れなかった。第44節、ハル・シティとのホームゲームを2-2で引き分けた結果、残留圏との勝点差を埋められず、22位以下が確定。来季のリーグ1(3部)降格が正式に決まったのである。

 2015―16シーズンにほとんど実現不可能とされていた奇跡のプレミアリーグ優勝を成し遂げ、世界中を驚かせたクラブは、そこから10年で3部まで転落することになった。スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「2016年5月に本拠地でプレミアリーグのトロフィーを掲げた日は、クラブ史上最高の1日として記憶される。一方で今回のハル戦は、最悪の日のひとつとして刻まれることになる」と綴り、その落差の大きさを強調している。

 
 英国公共放送「BBC」は、この転落の背景をより長い時間軸で振り返っているが、まず衰退の兆しが明確になったのは2021年のFAカップ優勝後だったという。「2022年にプレミア8位、さらにカンファレンスリーグ4強入りを果たした後でさえ、当時のブレンダン・ロジャーズ監督はクラブが期待値を見直す必要があると警告していた。背景には、オーナー企業『キングパワー』が新型コロナ禍で大きな打撃を受けたことがあった」。つまり表面的にはまだ強豪の体裁を保っていたものの、足元では財政と編成の土台が揺らぎ始めていたのだ。

 その後は下降線を止められず、「質の高い投資が不足する中で、衰退は急速に進行した」と同メディアは指摘。ジェイミー・ヴァーディ、ジェームズ・マディソン、ユーリ・ティーレマンスら代表級選手を擁しながらも、2023年4月にはロジャーズ監督が解任され、後任ディーン・スミスでも残留を果たせなかったという経緯を辿った。

『ESPN』によれば、直近3年間で監督が7人も代わる中では「クラブはスタイルが揺れ動き、何のアイデンティティーも持てなかった」と語る内部関係者も。さらに同メディアは、クラブ内部に「自分たちは大丈夫だという楽観的な文化があった」とも指摘。これは2023年のプレミア降格時にも蔓延していた感覚であり、今回も「危機を直視できなかった」一因とされる。
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