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海外サッカー

「歓喜はすぐ怒りへ」最終節でプレミア残留決定に安堵するトッテナムに現地メディアは厳しい見解! 降格決定のウェストハムには「経営失敗の必然的結果」と糾弾

THE DIGEST編集部

2026.05.26

最終節に勝利し、辛くも降格を免れたトッテナムだが、そもそも残留争いに加わるチームではない。(C)Getty Images

最終節に勝利し、辛くも降格を免れたトッテナムだが、そもそも残留争いに加わるチームではない。(C)Getty Images

 プレミアリーグ最終節で、崖っぷちに立たされていた名門トッテナムが辛うじて生き残った。ホームでエバートンを1-0で下し、勝点2差でウェストハムを上回って17位の座を確保。クラブ史上屈辱的とも言える降格危機を、文字通り最終日に回避した。

 米スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「トッテナムが、悪夢のシーズンの末に降格を回避」との見出しで、この異常事態を詳報。「トッテナムはようやく目を覚ました。夢遊病のように降格の崖へ向かっていたが、ロベルト・デ・ゼルビ監督とジョアン・パリーニャがチームを現実に引き戻した」と綴り、後者による42分の決勝点がクラブを救ったと伝えた。

 しかし、同メディアは単なる美談では終わらせていない。昨季のヨーロッパリーグ(EL)制覇後、アンジェ・ポステコグルー退任、トーマス・フランク招聘、2億2000万ポンド(約473億円)超の大型補強などを経ながらも、再び17位に沈んだクラブの迷走を厳しく批判。「クラブ幹部はシャンパンではなく、ミネラルウォーターを飲みながら、ここ数年の失敗を徹底検証すべきだ」と断じた。

 実際、フランク政権も2月には崩壊。その後に就任したイゴール・トゥードルも「火消し役」として迎えられながら、「火を消すどころかガソリンを注いだ」と酷評され、わずか44日、7試合、勝点1で解任された。そして緊急登板したのが、デ・ゼルビ監督だった。
 
 英国の日刊紙『The Guardian』によれば、このイタリア人指揮官は試合後、「これは私のキャリアで最大の成果だ」と語ったという。「ブライトンでのEL出場も素晴らしかったし、マルセイユで2位になったのも大きな成果だ。しかし今日こそ、私のサッカー人生で最高の日のひとつかもしれない」とコメント。「愚かな人間は、過去を忘れる。しかし、価値のある賢い人間は忘れない。我々は、この失敗から学ばなければならない」と強調した。

 さらに、「休暇に行く時間はない。今夜から、いや明日から再建を始める」と宣言。「10~12人は十分に戦える選手がいる。しかし、さらに“ファーストレベル”の選手を加えなければならない。我々はトッテナムであり、こんな苦しみ方をしてはいけない」と、補強の必要性にも踏み込んでいる。

 一方、クラブ専門サイト『HOTSPUR HQ』は、この“奇跡の残留”を支えた功労者を選定。筆頭に挙げたのは、当然ながらデ・ゼルビ監督であり、「彼はチームの空気を完全に変えた。臆病なライオンになっていたベテランたちを再び“殺し屋”へ戻した」と絶賛。また、最終節で圧巻のパフォーマンスを見せたペドロ・ポロについては、「再び『スパーズ』の魂になった」と評価した。

 決勝点奪取のパリーニャについても、「必要レベルの絶対的レギュラーではないかもしれないが、走り、戦い、重要な局面で結果を残す、こういうキャラクターは極めて貴重」と称賛。さらに、マティス・テル、ロドリゴ・ベンタンクールらも残留の立役者として挙げられている。
 
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