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海外サッカー

「代表にはガビが必要だ」指揮官がベタ惚れ! 賛否を超えて愛される“魂の男”の価値「味方するハリケーンを手に入れるようなもの」【W杯】

下村正幸

2026.06.19

バルサでもスペイン代表でもガビは監督やチームメイトからの信頼が厚い。(C)Getty Images

バルサでもスペイン代表でもガビは監督やチームメイトからの信頼が厚い。(C)Getty Images

 昨シーズン終盤、めったに選手を個別に褒めないバルセロナのハンジ・フリック監督が、その不文律を破った。対象はガビだった。

「私がリーダーについて語る時、それは選手の年齢とは関係がない。各選手のパーソナリティを非常に重視する。ガビがその1人になれるのは明白だ。彼ははるかに成熟し、集中した状態で怪我から戻ってきた」

「ガビはチームの心臓だ。彼が怪我から復帰して以来、トレーニングのレベルが上がった」

 ガビは昨シーズン再び怪我に悩まされた。2023年11月に右膝の前十字靭帯を断裂。2024年10月にカムバックしたものの、復活を期していた中で開幕直後に同じ右膝の半月板を損傷した。手術を経て復帰は3月まで持ち越された。ワールドカップ(W杯)出場に黄信号を灯しかねない事態だったが、スペイン紙『EL PAÍS』によると、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は当初からプレーできる状態を示せば、北中米に連れて行く考えだったという。

 その根底にあるのは、フリック監督と同じ信頼だ。デ・ラ・フエンテ監督は次のように語っている。
 
「彼は私たちがよく知っている選手であり、あのエネルギーと激しさはまさに彼の長所の一つだ。その熱量を今後はコントロールし、配分していく必要はあるだろう。しかし、私はガビに変わってほしくない。間違いなく、私のチームにはこのガビが必要であり、彼を望んでいる」

 W杯に向けた練習中、ガビは勢い余って、ロドリの足を踏んだことがあった。幸い大事には至らなかったが、現地のソーシャルメディアでは批判の声も出た。しかし指揮官は次のように擁護した。

「これがフットボールであり、トレーニングというものだ。すべての選手が高い熱量を持って取り組んでいる。誰にも謝罪する必要はなく、非難されるべき要素は何もないプレーだ。どちらに対してもそうだ。全く問題ない」
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