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「最後に宝物を見つけ出した」ポルトガルとの“イベリア・ダービー”を劇的に制したスペインに国内外メディアが賛辞と期待! 英放送局「土台は守備にある」【W杯】

THE DIGEST編集部

2026.07.08

多彩な攻撃が目に付くスペインだが、W杯では連続無失点記録(609分)を継続中だ。(C)Getty Images

多彩な攻撃が目に付くスペインだが、W杯では連続無失点記録(609分)を継続中だ。(C)Getty Images

 現地7月6日に行なわれた北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド・オブ16で、スペイン代表はポルトガル代表との「イベリア・ダービー」を1-0で制し、初優勝を遂げた2010年南アフリカ大会以来となるベスト8進出を決めた。

「ラ・ロハ(スペインの愛称)」は立ち上がりからボールを支配し、主導権を握り続けたものの、ポルトガルの粘り強い守備の前になかなか均衡を破れずにいた。しかし後半のアディショナルタイム、フェラン・トーレスの絶妙なスルーパスに抜け出したミケル・メリーノが決勝ゴールを奪取し、大会屈指の好カードに終止符を打った。

 2度目の世界制覇に向けて、大きな難関のひとつを突破したスペインについて、自国スポーツ紙『MARCA』は「大会の怪物はスペインだ」と題した記事で、「フェランの魔法のようなパスとミケル・メリーノの一撃が、ポルトガルという新たな迷路に終止符を打った。スペインは試合をじっくりと噛み砕き、最後に宝物を見つけ出した」と記述。延長戦目前で生まれた決勝点を「何百万人もの人々が、心臓専門医の診察予約を入れたくなるような瞬間だった」とユーモアを交えて振り返っている。
 
 また、「ポルトガル戦は、細かな駆け引きと恐怖心との戦いであり、感情を凍らせたまま戦う術が求められる試合だった。それでも、スペインは最後まで崩れず、途中出場したフェランとメリーノというルイス・デ・ラ・フエンテ監督の交代策が勝利をもたらした」と指摘。EURO2024準々決勝のドイツ戦に続き、大舞台で再び決定的な仕事を果たしたメリーノを「予想外のヒーロー」と称賛した。

 試合内容についても、「ポルトガルは前線から激しくプレッシャーをかけたが、スペインは主導権を失わず、ダニ・オルモを中心に、何度も決定機を創出した」と評価。GKディオゴ・コスタの好守や、ヌーノ・メンデスによって苦戦を強いられながらも、「スペインは良い流れ(良い波)に乗っている。今大会の主役はスペインだ」と自国代表チームを高く評価している。

 一方、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、劇的決勝弾を挙げたメリーノにスポットライトを当て、「デ・ラ・フエンテ監督の『メリーノ・プラン』は成功した」と題した記事で、今年1月に右足を疲労骨折したことでW杯出場すら危ぶまれていた30歳のベテランの復活劇を紹介。指揮官が「決定的な試合で違いを生み出せる選手」と信じ続けたというメリーノを、「2年前の英雄は、再びチームが最も必要とした瞬間に姿を現わした。メリーノは大舞台のスペシャリストだ」と絶賛した。
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