現地7月11日、北中米ワールドカップ準々決勝でイングランド代表がノルウェー代表に2-1で逆転勝利した。
先制したのはノルウェーだ。36分、左ウイングのアンドレアス・シェルデルップが左サイドから高速のクロス。これが右ポストに当たってそのままゴールに吸い込まれた。
しかし、イングランドは前半のうちに同点に追いついた。45+2分、相手のゴールキックを直接トラップしたMFエリオット・アンダーソンが左サイドを駆け上がったアンソニー・ゴードンにパス。ゴードンが相手DFをかわしてグラウンダーのクロスを入れると、引き取ったMFジュード・ベリンガムがDF陣の間をすり抜けて左足でフィニッシュした。
1-1のまま試合は後半でも決着がつかずに延長戦へ。その開始直後の93分、イングランドが逆転に成功した。93分、途中出場のモーガン・ロジャーズがミドルを放つと、それまで好守を見せていたGKエルヤン・ニーランがキャッチしきれずに前に弾くと、こぼれ球をベリンガムが押し込んだ。
試合はこのままイングランドが2-1で勝利。2大会ぶりのベスト4進出を決めた。敗れたノルウェーは、同国史上初めて進んだベスト8で涙を呑んだ。
しかし、試合後に各国メディアは、ベリンガムが45+2分に決めたイングランドの同点弾が無効ではないかと次々に報じた。
米放送局『ESPN』は、「前半終了直前、ベリンガムの同点ゴールにつながるプレーの際、ノルウェーGKニーランのゴールキックが上空カメラのワイヤーに当たっていた。通常であればチェックが行なわれるはずだが、VARによる確認が行なわれなかった。ノルウェーの選手たちは信じられない思いだった」と報じた。
ベリンガムが決めた同点弾のプレーは、GKニーランのゴールキックから始まった。このキックをE・アンダーソンが相手選手と競ることなく難なく直接トラップ。すぐにゴードンにパスを出した。この時、ゴールキックが上空カメラのワイヤーに当たってボールの勢いが落ち、イングランドボールになったという疑惑だ。
英紙『Daily Mail』のマイク・キーガン記者は、「イングランドの同点ゴールにつながるプレーにおけるボールの空中ワイヤーへの接触について、FIFAはボールの心拍センサーを調べた結果、急激な変化はなかったと発表している」と自身のXで伝えた。
FIFAは公式Xでゴールキックのボールがワイヤーに触れたとされるシーンの、ボールの心拍センサーが反応しなかった証拠映像を公開。「ボールに搭載されたセンサーのデータでは、ボールが空中にある間に、ボールの心拍のピークは検出されなかった。そのため、ボールがワイヤーに接触し、その接触によってボールの軌道が変化したことを示す証拠はなかった」と公式見解を示した。
1980年代から90年代にかけてイングランドのミドルズブラなどでプレーした、元ノルウェー代表FWのヤン・オーゲ・フィヨルトフトは、「非常に残念だ。いくつか不公平な扱いを受けたと思う場面があった。同点ゴールの前にボールがワイヤーに当たったこと、ノルウェーのゴールがVARで取り消されたこと」と不満を表明。それでも「それらはイングランドのせいではない。彼らは試合に勝った。イングランドの友人全員におめでとうと言いたい」と激戦を繰り広げた対戦相手を祝福した。
FIFAが公式見解を発表したとはいえ、選手たちが死力を尽くして戦ったイングランドとノルウェーの激闘に、少しケチが付いた格好だ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ゴールキックがワイヤーに当たったとされる疑惑のシーン! FIFAが公開した証拠映像
先制したのはノルウェーだ。36分、左ウイングのアンドレアス・シェルデルップが左サイドから高速のクロス。これが右ポストに当たってそのままゴールに吸い込まれた。
しかし、イングランドは前半のうちに同点に追いついた。45+2分、相手のゴールキックを直接トラップしたMFエリオット・アンダーソンが左サイドを駆け上がったアンソニー・ゴードンにパス。ゴードンが相手DFをかわしてグラウンダーのクロスを入れると、引き取ったMFジュード・ベリンガムがDF陣の間をすり抜けて左足でフィニッシュした。
1-1のまま試合は後半でも決着がつかずに延長戦へ。その開始直後の93分、イングランドが逆転に成功した。93分、途中出場のモーガン・ロジャーズがミドルを放つと、それまで好守を見せていたGKエルヤン・ニーランがキャッチしきれずに前に弾くと、こぼれ球をベリンガムが押し込んだ。
試合はこのままイングランドが2-1で勝利。2大会ぶりのベスト4進出を決めた。敗れたノルウェーは、同国史上初めて進んだベスト8で涙を呑んだ。
しかし、試合後に各国メディアは、ベリンガムが45+2分に決めたイングランドの同点弾が無効ではないかと次々に報じた。
米放送局『ESPN』は、「前半終了直前、ベリンガムの同点ゴールにつながるプレーの際、ノルウェーGKニーランのゴールキックが上空カメラのワイヤーに当たっていた。通常であればチェックが行なわれるはずだが、VARによる確認が行なわれなかった。ノルウェーの選手たちは信じられない思いだった」と報じた。
ベリンガムが決めた同点弾のプレーは、GKニーランのゴールキックから始まった。このキックをE・アンダーソンが相手選手と競ることなく難なく直接トラップ。すぐにゴードンにパスを出した。この時、ゴールキックが上空カメラのワイヤーに当たってボールの勢いが落ち、イングランドボールになったという疑惑だ。
英紙『Daily Mail』のマイク・キーガン記者は、「イングランドの同点ゴールにつながるプレーにおけるボールの空中ワイヤーへの接触について、FIFAはボールの心拍センサーを調べた結果、急激な変化はなかったと発表している」と自身のXで伝えた。
FIFAは公式Xでゴールキックのボールがワイヤーに触れたとされるシーンの、ボールの心拍センサーが反応しなかった証拠映像を公開。「ボールに搭載されたセンサーのデータでは、ボールが空中にある間に、ボールの心拍のピークは検出されなかった。そのため、ボールがワイヤーに接触し、その接触によってボールの軌道が変化したことを示す証拠はなかった」と公式見解を示した。
1980年代から90年代にかけてイングランドのミドルズブラなどでプレーした、元ノルウェー代表FWのヤン・オーゲ・フィヨルトフトは、「非常に残念だ。いくつか不公平な扱いを受けたと思う場面があった。同点ゴールの前にボールがワイヤーに当たったこと、ノルウェーのゴールがVARで取り消されたこと」と不満を表明。それでも「それらはイングランドのせいではない。彼らは試合に勝った。イングランドの友人全員におめでとうと言いたい」と激戦を繰り広げた対戦相手を祝福した。
FIFAが公式見解を発表したとはいえ、選手たちが死力を尽くして戦ったイングランドとノルウェーの激闘に、少しケチが付いた格好だ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ゴールキックがワイヤーに当たったとされる疑惑のシーン! FIFAが公開した証拠映像