現地7月15日、サッカーのイングランド代表は北中米ワールドカップ(W杯)の準決勝で、アルゼンチン代表と対戦。55分にFWアンソニー・ゴードンの得点で先制したが、85分に追いつかれると、90+2分にもゴールを割られ、1-2の逆転負けを喫した。
優勝した1966年以来の決勝進出を逃した一戦の後、多くのサッカーファンやメディアからトーマス・トゥヘル監督の采配への疑問の声が上がった。前半から先制する辺りまでは前回王者のアルゼンチンに対し、優位に立つ展開が続いていたものの、得点後からは消極的ともとれる戦術を採用したためだ。
イングランドの指揮官は、72分にスコアラーのゴードンに代えてDFエズリ・コンサを投入。システムを4-2-3-1から5-3-2に変更した。これで一気に流れが変わり、劣勢に陥ったイングランドは、82分に2選手の交代で5-4-1に変えたが、アルゼンチンの勢いを止められなかった。
悪夢ともいえる逆転負けを喫した選手たちは、どのような感想を持っているのか。1トップで全試合にスタメン出場し、6得点・1アシストをマークしてきたキャプテンFWハリー・ケインの試合後のコメントを、スペイン紙『as』が紹介。同メディアは「ケインがトゥヘルを批判。監督への明確なメッセージを送った」と切り出した。
ケインは、まず「心が張り裂けそうだ。チームメイト、スタッフ、サポーター全員のために。試合の大部分では良いプレーができた。1-0とリードすると、ただ守ろうとしてしまった。このレベルでは、それだけでは不十分だ」と総括したという。
試合では「相手にプレスをかけるのに苦労した」としつつ、「特に前半と後半の序盤は、うまくプレスをかけられたと思う。とりわけ前線で強いプレスをかけ、ボールを奪い、試合をある程度コントロールできた」と、手応えがあったと振り返る。
ただ、「先制した後、相手が攻撃に人数を増やしたのか、それとも個々の選手で対応し切れなかったのかは分からない。波状攻撃を受け、必死に守り、ブロックを試みたけど、結局は力が及ばなかった」と、悔しがった。
ゴールやアシストに加え、守備でもしっかりと役割を果たしていたケイン。後半半ばまでのプレスが有効だった思いもあり、短くない残り時間での逃げ切り作戦に、疑問を感じたのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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ただ、「先制した後、相手が攻撃に人数を増やしたのか、それとも個々の選手で対応し切れなかったのかは分からない。波状攻撃を受け、必死に守り、ブロックを試みたけど、結局は力が及ばなかった」と、悔しがった。
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