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海外サッカー

「歴史的なスタート失敗」新生ドイツ代表に非難轟轟! 大金星ギリシャ代表、母国紙は「クロップよ、ひれ伏せ!」

THE DIGEST編集部

2026.09.29

クロップ新体制のドイツ代表が、オランダに引き分けた後にギリシャに敗れた。(C)Getty Images

クロップ新体制のドイツ代表が、オランダに引き分けた後にギリシャに敗れた。(C)Getty Images

 現地9月27日に行なわれたUEFAネーションズ・リーグ(UNL)で、ドイツ代表がホームでギリシャ代表と対戦。オランダとの初陣を1-1で終えた後の一戦、名将ユルゲン・クロップの下で新体制初勝利が期待されたが、結果は0-1の敗北という思いもよらぬ結果に終わった。

 前半は約8割のボールポゼッションで試合をコントロールし、FWカリム・アデイェミが何度かゴールに迫ったが、相手GKコンスタンティノス・ツォラキスの好守にも阻まれてチャンスを活かせず。すると74分、FWクリストス・ツォリスの折り返しからDFディミトリス・クルベリスにシュートを許すと、ボールは主将DFヨズア・キミッヒに当たってゴールへ。これがこの試合唯一のゴールとなり、ドイツはギリシャ相手に史上初の黒星を喫した。

 この結果に、国内メディアは当然ながら厳しい論調を展開。日刊紙『Bild』は、クロップ新監督が掲げる「組織されたカオス」が「失敗に終わった」と報道した。前半に79%のポゼッションを記録し、守備でもコンパクトさを保ちながらも、「攻撃では、本当に危険な場面を作るまで30分近くを要した」と指摘している。

 独紙『Kicker』も、「クロップのホームデビューは失敗。ギリシャの切り札であるクルベリスが、アイデアを欠くドイツの心臓を射抜く」と辛辣な見出しを掲げ、「ドイツは大部分の時間でアイデアを欠き、終盤に差しかかるところでギリシャからその代償を支払わされた」と総括した。続けて圧倒的にボールを保持しながらも、「組織プレーからチャンスを創ることに苦労した」と分析し、失点後についても「負けていても依然としてアイデアを欠き、解決策を提示できなかった」と辛辣だった。

 放送局『Sport1』は、「クロップ、歴史的なスタート失敗」と報じ、「ドイツ代表監督として、最初の2試合でわずか勝点1しか獲得できなかった。このような成績を残した監督は、これまでひとりもいなかった」と、その記録的な出遅れに注目。ドイツ代表監督が就任から2試合連続で勝てなかったのは、ゼップ・ヘルベルガー、ヘルムート・シェーンに続いて3人目だが、後に世界王者となった2人の前任者はいずれも2引き分けであり、クロップ監督の1分け1敗はドイツ代表史上最も低調なスタートとなった。

 クロップ監督は試合後、「間違いなくプロセスの一部だ。先発メンバー、フォーメーション、多くの変更。その全てについて100%、私に責任がある」と説明。「今夜の試合が引き分けなら、簡単に受け入れられた。しかし、負けるのは厳しい。敗戦に値したとは思わないが、それでも起きてしまった」と悔しさを滲ませながらも、「ギリシャには今夜の試合に向けたプランがあった。我々は自分たちがやっていることに、もっと確信を持たなければならない。そうなれば、物事はうまくいく」と語っている(『UEFA.com』)。

 
 新生ドイツ代表には、OBからも厳しい言葉が浴びせられた。元代表MFのバスティアン・シュバインシュタイガーは、「もはやドイツは世界のトップチームではなく、平均的なチームになってしまった」とコメント。元チームメイトの指摘に対し、主将キミッヒは「それについては、ほとんど異論を唱えることができない。現時点で我々は、トップチームと呼べるところから程遠い」(スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』)と、全面的に認めるしかなかった。

 国外メディアもドイツ敗北に注目。英国の日刊紙『The Guardian』は「ギリシャにとって大きな勝利であり、ドイツにとって極めて失望の大きい夜。クロップは2試合で勝点1」と報道。スペイン紙『Diario AS』は、「クロップにとっての、ギリシャの悲劇」と見出しを打ち、同じくスペイン紙『MARCA』紙は、「クロップでもドイツを軌道に乗せられない」と綴って名将の苦しいスタートを強調した。

 歴史的勝利を手にしたギリシャでは、ニュースメディア『Gazzetta』が「青のチームが歴史を作り、UNLで首位に立った」「ウェンブリーでイングランドを破った後、今度はまた新たな巨人を倒した」と自国代表を絶賛したのに対し、『Sport24』の報道は「クロップよ、ひれ伏せ!」という刺激的なものとなった。

 結果について国内外ともに当然の反応だと言えるかもしれないが、全てが悲観論に染まっているわけではなく、前出の『Bild』紙は、新体制で大量の選手を試している状況を踏まえ、「GK陣に大きな不安はない」「アデイェミは現時点で『最大の勝者』。スピードという武器をチームにもたらしている」と称えるとともに、「クロップ監督が最初から『魔法』を使えるわけではなく、再建途中で躓くことは予想されていた」との見方も示している。

 そして、シュバインシュタイガーによる「平均レベルに落ちた」との発言に対しては、「異議あり、親愛なるバスティ!」と反論。「寄せ集めのチームについてなら、その通りだ。しかし、ベストメンバーについては決して当てはまってはならない。北中米ワールドカップで我々が目にした以上のものが、このチームにはある」と強調した。

構成●THE DIGEST編集部
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