現地11月3日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節で、アストン・ビラがバルセロナに0-3の敗北を喫した。
ここまで3戦全勝のアストン・ビラは敵地カンプ・ノウでの一戦、開始7分に自陣でのミスからFWラミン・ヤマルに先制ゴールを許すと、52分、64分とFWラフィーニャにゴールネットを揺らされて完敗。ウナイ・エメリ監督にとっては苦い思いが残る55回目の誕生日となってしまった。
GK鈴木彩艶はこの試合もスタメンに名を連ねて5回のセーブを披露したが、最初の失点の場面ではマーカーが付いていたMFジョアン・ゴメスに不用意な縦パス。これがボールロストとなり、ヤマルの左足での美弾につながった。バルサ戦では、こうした危険なパスを繰り返して何度もピンチに陥り、何とか自らの好セーブで逃れる場面があった。
この点に現地メディアも注目。英紙『The Sun』は「土曜日のフルアム戦でもゴールを献上してしまった鈴木は、MFペドリに背後から激しくプレッシャーをかけられていたJ・ゴメスに、リスクの高いショートパスを出した。J・ゴメスは冷静さを失い、そのパスをヤマルに渡してしまった」と振り返り、さらに「驚くべきことに、鈴木は再びペドリからプレッシャーを受けていたゴメスにパスを出し、全く同じことが起きてしまったが、今度は鈴木がFWアンソニー・ゴードンのシュートをセーブし、ミスを挽回した」と続けた。
英紙『Daily Mail』は、「ザイオンがJ・ゴメスに出したショートパス」を「エメリ監督率いるチームによる思わぬプレゼント」と表現。2度目のJ・ゴメスへのパスについても「再びミスを犯した」と断言した。また英放送局『Sky Sports』も、「鈴木がJ・ゴメスに危険なパスを出し、バルサはこのチャンスをモノにした」と報じている。
英公共放送『BBC』は、加入後最多失点を記録した日本代表守護神に対して、10点満点の採点で及第点の「6」を与えたが、「ヤマルの先制ゴールを防ぐ術はなく、試合の行方を左右する重要な先制点につながった守備の混乱には、鈴木自身にも責任の一端があった。ゴードンのシュートはセーブしたものの、ラフィーニャのシュートでは逆を突かれ、3失点目も防ぎようがなかった」とネガティブな寸評となった。
また同メディアのラジオ番組『BBC Radio 5 Live』は、元イングランド代表DFスティーブン・ウォーノック氏が、鈴木の足元の技術が優れていることを認めながらも、「時にはその自信が問題になる」と指摘。「相手のプレッシャーを招くようなプレーをするのではなく、ボールを大きくクリアすべきだった」と主張している。
スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「鈴木はゴールマウスでエミリアーノ・マルティネスという偉大な守護神の穴を埋め、すでにファンのお気に入りとなっている。しかし、守備陣は組織としての連係を確立しようとしている段階にある。フルアム戦では鈴木が失点につながるミスを犯したが、バルサ戦の先制点も守備の軽率なプレーによって生まれたものだった」と守備全体の問題を指摘した。
続いてアストン・ビラの地元総合メディア『Birmingham Live』は、「鈴木のパス精度にばらつきがあり、序盤の数本のロングパスはいずれもタッチラインを割ってしまった。その後、短いパスでJ・ゴメスをプレッシャーに晒してしまったが、ペナルティーエリア内のゴードンのシュートは防いだ。後半にもシュートを阻止したものの、再び後方からパスをつなごうとしたところで相手にボールを奪われてしまった」と振り返り、採点は「5」止まりとしている。
最後にアストン・ビラ専門メディア『Read Aston Villa』は、「チームの守護神は苦しい一夜を過ごし、再び厳しい目が向けられた。そのパフォーマンスは、フルアム戦のプレーを思い起こさせるものだった」と厳しくレポート。「36回のパスのうち9回を失敗し、ロングパスの成功率もわずか43%。ボールを前線に運ぶことが難しくなった」と指摘した一方、5本のセーブにも触れて「いい面と悪い面が入り交じるパフォーマンス」と総括した。
さらに、「こうしたミスがあったからといって、チームが鈴木を獲得した理由や、彼の持つ能力が否定されるわけではない。しかし、イングランドのサッカーに適応していく過程で、改善に取り組む必要がある課題が浮き彫りになったことは確かだ」と論じ、「マンチェスター・ユナイテッド戦(8日開催のプレミアリーグ第10節)では、名誉挽回を求めるプレッシャーに晒されるだろう」と綴っている。
構成●THE DIGEST編集部
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ここまで3戦全勝のアストン・ビラは敵地カンプ・ノウでの一戦、開始7分に自陣でのミスからFWラミン・ヤマルに先制ゴールを許すと、52分、64分とFWラフィーニャにゴールネットを揺らされて完敗。ウナイ・エメリ監督にとっては苦い思いが残る55回目の誕生日となってしまった。
GK鈴木彩艶はこの試合もスタメンに名を連ねて5回のセーブを披露したが、最初の失点の場面ではマーカーが付いていたMFジョアン・ゴメスに不用意な縦パス。これがボールロストとなり、ヤマルの左足での美弾につながった。バルサ戦では、こうした危険なパスを繰り返して何度もピンチに陥り、何とか自らの好セーブで逃れる場面があった。
この点に現地メディアも注目。英紙『The Sun』は「土曜日のフルアム戦でもゴールを献上してしまった鈴木は、MFペドリに背後から激しくプレッシャーをかけられていたJ・ゴメスに、リスクの高いショートパスを出した。J・ゴメスは冷静さを失い、そのパスをヤマルに渡してしまった」と振り返り、さらに「驚くべきことに、鈴木は再びペドリからプレッシャーを受けていたゴメスにパスを出し、全く同じことが起きてしまったが、今度は鈴木がFWアンソニー・ゴードンのシュートをセーブし、ミスを挽回した」と続けた。
英紙『Daily Mail』は、「ザイオンがJ・ゴメスに出したショートパス」を「エメリ監督率いるチームによる思わぬプレゼント」と表現。2度目のJ・ゴメスへのパスについても「再びミスを犯した」と断言した。また英放送局『Sky Sports』も、「鈴木がJ・ゴメスに危険なパスを出し、バルサはこのチャンスをモノにした」と報じている。
英公共放送『BBC』は、加入後最多失点を記録した日本代表守護神に対して、10点満点の採点で及第点の「6」を与えたが、「ヤマルの先制ゴールを防ぐ術はなく、試合の行方を左右する重要な先制点につながった守備の混乱には、鈴木自身にも責任の一端があった。ゴードンのシュートはセーブしたものの、ラフィーニャのシュートでは逆を突かれ、3失点目も防ぎようがなかった」とネガティブな寸評となった。
また同メディアのラジオ番組『BBC Radio 5 Live』は、元イングランド代表DFスティーブン・ウォーノック氏が、鈴木の足元の技術が優れていることを認めながらも、「時にはその自信が問題になる」と指摘。「相手のプレッシャーを招くようなプレーをするのではなく、ボールを大きくクリアすべきだった」と主張している。
スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「鈴木はゴールマウスでエミリアーノ・マルティネスという偉大な守護神の穴を埋め、すでにファンのお気に入りとなっている。しかし、守備陣は組織としての連係を確立しようとしている段階にある。フルアム戦では鈴木が失点につながるミスを犯したが、バルサ戦の先制点も守備の軽率なプレーによって生まれたものだった」と守備全体の問題を指摘した。
続いてアストン・ビラの地元総合メディア『Birmingham Live』は、「鈴木のパス精度にばらつきがあり、序盤の数本のロングパスはいずれもタッチラインを割ってしまった。その後、短いパスでJ・ゴメスをプレッシャーに晒してしまったが、ペナルティーエリア内のゴードンのシュートは防いだ。後半にもシュートを阻止したものの、再び後方からパスをつなごうとしたところで相手にボールを奪われてしまった」と振り返り、採点は「5」止まりとしている。
最後にアストン・ビラ専門メディア『Read Aston Villa』は、「チームの守護神は苦しい一夜を過ごし、再び厳しい目が向けられた。そのパフォーマンスは、フルアム戦のプレーを思い起こさせるものだった」と厳しくレポート。「36回のパスのうち9回を失敗し、ロングパスの成功率もわずか43%。ボールを前線に運ぶことが難しくなった」と指摘した一方、5本のセーブにも触れて「いい面と悪い面が入り交じるパフォーマンス」と総括した。
さらに、「こうしたミスがあったからといって、チームが鈴木を獲得した理由や、彼の持つ能力が否定されるわけではない。しかし、イングランドのサッカーに適応していく過程で、改善に取り組む必要がある課題が浮き彫りになったことは確かだ」と論じ、「マンチェスター・ユナイテッド戦(8日開催のプレミアリーグ第10節)では、名誉挽回を求めるプレッシャーに晒されるだろう」と綴っている。
構成●THE DIGEST編集部
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