現地時間８月10日、ビジャレアルが久保建英を１年のレンタルで獲得したと発表した。買い取りオプションはなく、レアル・マドリーからのレンタル料は250万ユーロ（約３億1250万円）。現地報道によると、年俸も含めた500万ユーロ（約6億2500万円）をビジャレアルが負担するという。

　2019-2020シーズンにレンタル先のマジョルカで35試合４ゴール・４アシストと堂々たる成績を残した日本の至宝には、国内外からオファーが殺到。セビージャやベティス、オサスナといったスペイン国内のクラブに加え、パリ・サンジェルマン、ミラン、バイエルンなど強豪からの関心も報じられた。そんななか、新監督のウナイ・エメリが熱烈なラブコールを送ったビジャレアルが、久保の心を射止めたのだ。
  　これには、ビジャレアルのファンも喜びを爆発させ、クラブの公式SNSには「期待してるぞ！」「ワクワクする一年になる」「彼がいれば欧州でも勝てる」「タケに相応しいクラブだ」「素晴らしいチームと素晴らしい選手、ローンの最良の選択肢だ」などと歓迎と期待のコメントが寄せられた。

　ビジャレアルは昨シーズン５位に食い込み、ヨーロッパリーグの出場権を確保した強豪。過去にはチャンピオンズ・リーグでベスト４に進んだ実績もある。明らかにステップアップを果たした19歳は、新天地でどんなプレーを見せてくれるのか。期待は高まるばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部