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久保建英が新天地でついにスタメンか。現地メディアが次戦での先発起用を予想「幾つかのローテーションが…」

THE DIGEST編集部

2020.09.29

久保の30日のアラベス戦での先発起用を複数のメディアが予想した。(C)Getty Images

 敵地カンプ・ノウでバルセロナに0-4の大敗を喫したラ・リーガ第3節で、ビジャレアルの久保建英が後半途中から起用されたことは、小さくない論争をスペインでも巻き起こしている。

 わずか17分程度の出場時間のなかで、久保はバルサの選手を手玉に取るボールコントロール、的確な動きでのチャンスメイク、そしてビジャレアルでは唯一の枠内シュートなど、好印象を与えるプレーを披露したことで、ウナイ・エメリ監督には、SNSを通して「なぜスタメンで使わないのか?」といったファンからの批判が殺到した。

 現地メディアもまた、その起用法には疑問を抱いたようで、『AS』紙は「レアル・マドリーが久保をビジャレアルとエメリに預けたのは間違いだったのか?」と題した記事で、「久保にとって、期待したように物事は進んでいない。ここまでの3試合で全てサブに回り、合計34分間しかプレーしていない」と報じた。
 
 彼が育成年代を過ごしたバルサとの対戦で資質の高さを示したと綴った同紙は、「マドリーは、この日本人選手がより経験を積んで成長することを期待して、ビジャレアルに送り込んだ。ベンチに留まることが、彼の成長を減速させることになるのを懸念している」と続ける。

 そして、この状況の"元凶""犯人"としてエメリ監督を挙げ、彼がバルサ戦後に語った久保評と、今後についての「久保は辛抱強くなければならない」「チャンスは来るだろう」というコメントを紹介し、「マドリーと久保の"選択"が正しかったか否かは、時が教えてくれる」との一文で締めている。

 このように、多くの人々が少しでも長くそのプレーを見たいと願う久保。気になるのは、彼がいつスタメンに名を連ねるかということだが、その時は意外と早く訪れると見る向きもある。

 現地メディアの『El Desmarque』によると、30日に行なわれるラ・リーガ4節のアラベス戦(ホームゲーム)では、強行日程を考慮して「幾つかのローテーションが考えられる」とし、ここまでレギュラーのサムエル・チュクウェゼと久保が入れ替わる可能性があるという。

 他にも幾つかの欧州メディアは同様の予想をしているが、バルサ戦で惨敗したチームのなかで久保が唯一輝きを放ったということであれば、それも当然かもしれない。とにかく今の彼にとっては、成長するためにピッチに立つことが何よりも必要なだけに、是非とも的中してほしいところだが、果たして!?

構成●THE DIGEST編集部
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