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海外サッカー

新天地探しが難航中の香川真司、新たな候補先サバデルも合意への道は険しい?

THE DIGEST編集部

2020.09.29

サラゴサ退団が決定的な香川は、スペインでのプレーを望んでいるが…。(C)Getty Images

サラゴサ退団が決定的な香川は、スペインでのプレーを望んでいるが…。(C)Getty Images

 ラ・リーガ2部のサラゴサに所属する香川真司だが、同クラブの今シーズンのEU圏外選手の枠はウルグアイのガブリエル・フェルナンデス、ブラジルのライー・ナシメントによって占められたことが明らかとなり、もはや退団は必至の状況にある。

 移籍先については、サラゴサと同じカテゴリーに属するログロニェス、ラージョ・バジェカーノ、またトルコ、カタール、アメリカのクラブからもオファーが届いたという報道もなされた。

 しかし、香川がスペインでのプレーを望んでいること、また待遇やEU圏外枠の問題もあって、どれも合意には至っておらず、新天地探しは難航しているようだ。

 そのような状況の中で、新たに候補に加わったのが、やはりラ・リーガ2部のサバデルである。かつて指宿洋史(現・湘南ベルマーレ)、田邉草民(アビスパ福岡)が所属したことがあり、『AS』紙によれば、この3部リーグから昇格したばかりのカタルーニャのクラブは、攻撃選手の補強を望んでいるという。

 サバデルはここまで、アントニオ・イダルゴ監督を満足させられるだけの戦力を獲得できておらず、ホセ・マンサネラSDはこれを解決する策として、他の候補選手とともに香川をリストに加えた。ちなみに、同クラブのEU圏外枠には空きがある。
 
 攻撃選手を少なくとも2人は迎え入れたいと考えているサバデルだが、420万ユーロ(約5億円)という選手の給与制限が設定されており、思い切った支出ができないため、2部リーグの他クラブから戦力外となる選手が出るのを待っているとも報じられている。

 サラゴサでは給与カットにも応じる姿勢を見せたとされる香川だが、一方でラ・リーガ1部へ昇格が望めそうなクラブを条件に入れているともいわれており、3部からの昇格組であるサバデルと合意に持ち込むのは簡単なことではなさそうだ。

 移籍市場が終了するのは10月5日と、残された時間は多くないが、果たして香川がいかなる結論を出すのかに注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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