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海外サッカー

「傑出した存在だ」デュエルの王様・遠藤航の2G2Aを同僚や現地メディアが激賞!

THE DIGEST編集部

2021.02.28

遠藤の2ゴール・2アシストという強烈な結果に称賛の声が止まない。(C)Getty Images

遠藤の2ゴール・2アシストという強烈な結果に称賛の声が止まない。(C)Getty Images

 2月27日(現地時間)、ブンデスリーガ第23節が行なわれ、シュツットガルトは5-1でシャルケを下し、2連勝を飾った。

 ここまでわずか1勝の最下位シャルケを本拠地メルセデス・ベンツ・アレーナに迎えての一戦ということで、優勢が予想されていた10位(試合前)のシュツットガルト。果せるかな、10分には早くも先制点を挙げたが、11節ドルトムント戦(5-1)以来となる大量得点の口火を切ったのは不動のボランチ、遠藤航だった。

 今季、第15節アウクスブルク戦(89分交代)を除けばフル出場中の遠藤は10分、CKからファーサイドでダイレクトボレーを決めてブンデスリーガ参戦以来の初ゴール。さらに26分にもCKからファーに流れてきたボールを詰めて追加点を決めて自チームを楽にすると、88分にはフィリップ・クレメント、89分にはダニエル・ディアビにパスを通し、追加点を演出した。

 ドイツメディア『HEIDENHEIMER ZEITUNG』に「デュエルの王様」と評されていた遠藤が目に見える結果を残したことに対し、チームメイトのサーシャ・カライジッチは「ワタルは今日、複数のゴールとアシストという力強いパフォーマンスを見せてくれた」と称賛。この早い時間での得点が、チームを良い方向に導いたことを強調している。

 現地メディアも、28歳の日本人が披露したド派手な活躍を高く評価。サッカー専門誌『Kicker』は「傑出した存在の遠藤が、必死に守ったシャルケを酷い目に遭わせる」と報じ、日刊紙『BILD』は、彼の1点目について「GKミヒャエル・ランガーにとってはノーチャンス」と綴った。
 
 地元紙『Stuttgarter Nachrichten』は、採点でチーム最高タイの「1.5」(1~6で少ない方が良い)を与え、寸評では「ブンデスリーガ初ゴールを含む2得点を、いずれもCKから決めた。この日本人は重要な役割を果たしてチームを勝利へ導いた」と称賛している。

 またブンデスリーガ公式サイトは、SNSで遠藤のゴール後の歓喜の写真を掲載し、シュツットガルトがシャルケから勝利を奪ったのは、2013-14シーズン以来で、9試合勝ちがなかったことを紹介している。

 記録といえば、専門メディア『SofaScore』によると、ブンデスリーガでひとりの選手が2得点2アシストを決めたのは今季初めてとのことであり、また欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)では、ロメル・ルカク(インテル)、ジャック・グリーリッシュ(アストン・ビラ)に次ぐ3人目だという。

 これまでと違う形で勝利に大貢献した遠藤。持ち前の安定感を維持しながら、さらにプレーの幅を広めていくことが期待される。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】遠藤航がCKから決めた圧巻の2ゴールをチェック!
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