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海外サッカー

“得点力不足”セインツの中で際立つ南野拓実の存在感。しかし専門記者は「ゴール以外の部分」での大きな不満を吐露

THE DIGEST編集部

2021.03.02

現地の記者は南野の「ボールを持たないところでのプレー」を課題だと考えているようだ。(C)Getty Images

現地の記者は南野の「ボールを持たないところでのプレー」を課題だと考えているようだ。(C)Getty Images

 3月1日(現地時間)、プレミアリーグ第26節が行なわれ、サウサンプトンは0-1でエバートンに敗北。これで9戦連続未勝利となった。

 敵地グディソン・パークでの一戦は9分、スルーパスで抜け出したリシャルリソンにGKフレイザー・フォースターもかわされてゴールを許す。以降はボールポゼッションではホームチームを上回ったものの1点が遠く、2戦続けての完封負けを喫した。

 この試合で南野拓実は負傷欠場。前節リーズ戦で後半途中出場した際にハムストリングスを痛め、復帰は6日の27節シェフィールド・ユナイテッド戦になるといわれている。

 今冬にリバプールからセインツにレンタルで加入し、デビュー戦となった23節ニューカッスル戦、25節チェルシー戦と、短期間で2つのゴールを奪った26歳の日本人選手の不在は、アウェーチームの攻撃に少なくない影響を与えたことを、試合後にラルフ・ハーゼンヒュットル監督は認めている。

「セットプレーで幾度かチャンスがあったものの、決められなかった。相手ゴール付近での1対1やラストパスが良くない。我々が決めた直近の2ゴールはいずれも南野が決めたが、その彼がいなかった。得点を奪わなければ、勝つことはできない」

 リーズ戦では、南野に加えて現在チーム得点王のダニー・イングスを欠場させたことで、ハーゼンヒュットル監督の判断を批判する声も上がったが、このエバートン戦でも皮肉な形で南野の存在感が際立つ結果となった。
 
 しかし、リバプールからのレンタル・プレーヤーに満足していない現地メディアも少なからず存在する。サウサンプトンを専門とするジャーナリストのアレン・ガン氏もそのひとりで、エバートンの専門メディア『ROYAL BLUE MERSEY』の取材を受け、以下のように南野を評している。

「確かに、彼は幾つものゴールを決めているが、それ以外の場面ではほとんど試合に影響を与えることができていない。彼がオープンプレーから多くのゴールを決められるというのなら、とても有用な存在だと言える。しかし、ハーゼンヒュットル監督が守備面の貢献を全選手に期待する中で、南野は“迷子”になっている」

 これは、リバプール時代にも指摘されていたことであり、またゴールを決めたチェルシー戦の後、ハーゼンヒュットル監督も「ボールを持たないところでのプレーについては、まだ学ばなければならないことがある」と語っている。やはりこの部分の向上の程が、南野がサウサンプトン、また復帰してからのリバプールで真の中心選手となるための鍵を握ることになるのだろうか。

 なお、ガン氏は今冬のセインツの補強については、指揮官自身が最優先事項だとしていた右SBの獲得が実現しなかったことで、「失望している。リスタートでの成功のために不可欠な部分だったのに」と不満を露にしている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】世界が絶賛した南野拓実のチェルシー戦でのゴラッソシーンはこちら

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