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海外サッカー

「カガワの時間がやって来る!」初スタメンが確実視される香川真司に現地メディアが期待

THE DIGEST編集部

2021.03.02

スポーツ専門メディアの『SPORT24』は、「スタメンを飾るのは、極めて論理的」と評した。写真:アフロ

スポーツ専門メディアの『SPORT24』は、「スタメンを飾るのは、極めて論理的」と評した。写真:アフロ

 サラゴサとの契約解除から数か月のブランクを経て、香川真司がギリシャの強豪PAOKに加入してから、約1か月が過ぎた。

 国内カップのAELラリッサ戦で63分に交代出場で新天地デビューを飾ってから、ここまで公式戦6試合でプレーしたが、いずれも後半途中からのプレーであり、出場時間はトータルで134分にとどまっている。

 フリーランスの際も自主トレーニングは欠かさなかった香川だが、やはり実戦から遠ざかっていたことでコンディションを大きく落としており、PAOKも特別プログラムを組んで改善に努めていたが、いよいよスタメン入りが実現しそうだ。

 現地スポーツ専門メディア『On Sports』は「カガワの時間がやって来る!」と題した記事で、3日に行なわれるラミアとの国内カップ準々決勝・第2レグ(第1戦は5-2で勝利)で背番号23の日本人の先発出場を予想。「想定外のことがなければ、試合の鍵を握ることになる」と報じている。

 同メディアは、香川を「PAOKの歴史の中で最も重要な戦力補強のひとつ」と評し、ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドで観る者を魅了した選手が多大な注目を集めながら、ここまで各試合で最長でも30分未満しかプレーしていないと指摘する。
 
 しかし、「ついにPAOKのスタメンに入る時が来たようだ。3月17日に32歳になる香川にとってラミア戦は、ギリシャ・スーパーリーグ第25節のアリス戦(7日)、パナシナイコス戦(14日)という大事な一戦を迎える前に、多くのプレー時間をかけてリズムを掴むのに良い機会である」と綴っている。

 続けて、「ここまで商業面でPAOKの重要な資産であることを示したが、問題はピッチ上でも決定的な仕事を果たせるか否かということだ」と指摘し、MFとしてプレーする香川の働きに期待を寄せた。

 なお、月曜日(1日)のチーム練習はハーフコートで行なわれ、選手はコンディションを整えるメニューをこなしたことを同メディアは伝えている。

 また、同じくスポーツ専門メディアの『SPORT24』も、第1レグで3点差をつけたラミアとのリターンマッチで「カガワがウルグアイ人監督(パブロ・ガルシア)の組んだローテーションの中で初めてスタメンを飾るのは、極めて論理的なことだ」と綴った。

 PAOKはリーグ24節のアステラス・トリポリスを1-2で落としたため、チーム改造の必要性も囁かれており、香川はアムル・ワルダに代わってトップ下のレギュラーとなる可能性もあると地元スポーツ紙『METRO SPORT』などが報じているが、そのためには来るラミア戦で力を見せつける必要がある。

構成●THE DIGEST編集部

【写真】PAOKが公開した香川真司のリーグデビュー戦の様子

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