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海外サッカー

「サーカスにでも行けよ!」元マンUエースが18歳のC・ロナウドとの“衝突”を回想!「許せる器がなかったんだ」

THE DIGEST編集部

2021.03.20

若きC・ロナウド(右)との衝突を認めたファン・ニステルローイ(左)。事の顛末を明かした。(C)Getty Images

若きC・ロナウド(右)との衝突を認めたファン・ニステルローイ(左)。事の顛末を明かした。(C)Getty Images

 ストライカーには時に“エゴイスティック”な振る舞いが求められる。敵ゴール前でより得点に貪欲になるのは、彼らの使命でもあるからだ。

 しかしそれが行き過ぎれば、「独善的だ」と揶揄もされる。マンチェスター・ユナイテッド時代のルート・ファン・ニステルローイは一部でそうした評価を受けていた。

 2001年の夏にPSVからレッドデビルズの一員となったオランイェ(オランダ代表の愛称)の主砲だが、ピッチ内外で規律を重んじる当時のサー・アレックス・ファーガソン監督との対立が原因で、06年の夏にチームを追われた。

 そんなファン・ニステルローイのマンチェスター・U時代の“逸話”は数多に存在するが、なかでも有名なのが、03年の夏にスポルティング・リスボンから加入したクリスチアーノ・ロナウドとの衝突だ。

 当時18歳と若く、自己中心的なプレーが散見していたC・ロナウドに、絶対的エースだったファン・ニステルローイは、ある練習中に「サーカスにでも行けよ! お前はピッチに立つべきじゃない」と一喝。それ以降、両者の関係が険悪なものになっていったのは想像に難くない。

 後の大スターであるC・ロナウドとの“喧嘩”について、他でもないファン・ニステルローイ本人がその顛末を明かした。

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 現地時間3月19日に公開された元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドのポッドキャスト番組『FIVE』に出演したファン・ニステルローイは、「ロナウドとのあのエピソードは事実だ。僕は彼と言い合いになった」と明かしたうえで、自らの非を認めた。

「当時の彼の年齢とか自分の立場を考えても、間違っていたのは僕だ。ただ、あの時の僕には彼を許せるだけの器がなかったんだ。あの苛立ちは一体どこから来ていたのか分からないよ。44歳になったいま、振り返ってみてもね。プライベートでもなにかと、イライラしていたんだ」

 さらに「20年ぐらい経ったいまだから話せる」とも漏らしたファン・ニステルローイは、こう言い残している。

「あの喧嘩のあと、僕は落ち着いてからドレッシングルームに入って、彼の隣に座り、自らの行動を謝ったよ。ロナウドとの事件は僕がチームを去ろうと考えた理由の一つでもあるんだけど、そのおかげで他の選手たちがステップアップできたとも思うね。こういう話を率直に明らかにできるのは時間が経って、自らを見つめ直せるようになったからだ」

構成●THE DIGEST編集部
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