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日本代表

3連勝の日本サッカー男子に賛辞続々!仏は「3年前が懐かしい」と嘆き。次戦の相手NZは「最も厳しい試練に直面」

THE DIGEST編集部

2021.07.30

3戦連続ゴールと波に乗っている久保。次戦にも期待がかかる。(C)Getty Images

3戦連続ゴールと波に乗っている久保。次戦にも期待がかかる。(C)Getty Images

 7月28日、東京オリンピック・男子サッカーはグループステージの最終節が行なわれ、日本はフランス相手に4-0の大勝を飾り、3連勝を飾ってグループA首位突破を果たした。

 序盤は一進一退の攻防が続いたが、27分に上田綺世の強烈なシュートがGKに弾かれたところを久保建英が詰めて先制すると、その7分後には再び同じ展開から、今度は酒井宏樹がダイレクトボレーで押し込んで追加点。後半も日本は危なげなく試合を進め、70分には旗手怜央のクロスを三好康児が左足で決めて3点目、そして後半アディショナルタイムにはカウンターから前田大然がサイドネットに突き刺し、ダメを押した。

 文句なしの内容で勝点3を積み上げ、大会唯一の全勝チームとなった後、森保一監督は「フランスからの圧力に負けずにアグレッシブに戦い、勝って決勝トーナメントに進もうと、選手たちが積極的にトライしてくれた」とポジティブに振り返るとともに、「3連勝が決勝トーナメントでの結果を約束してくれるわけではなく、良いところはしっかり伸ばし、改善すべきところは改善して臨みたい」と次ラウンドに向けて意気込んだ。
 
 一方、メキシコ戦(1-4)に続く大敗を喫し、3戦で11失点という屈辱的な数字を残しての帰国を余儀なくされたフランスでは、フランス・サッカー連盟のノエル・ル・グラエ会長が「チームとして準備ができなかった。オリンピックに行くことを開幕直前に知らされた選手もいたほどだ。この敗退が選手たちの真の価値を示しているとは思わない」と、所属クラブによる招集拒否の影響が最後まで尾を引いたことを強調している。

 各国の多くのメディアがこの大差の決着を報じる中、ブラジルの『Globo』も詳報。「フランスとメキシコがグループAの勝ち抜け候補だったが、日本はどちらよりも優れたサッカーを披露した。フランス相手には終始、開催国が支配的なパフォーマンスを見せ、スコアは4-0という驚くべきものになったが、それは妥当なものでもあった」と日本を称賛した。

「グループステージで最高の出来」だったという日本の個々の選手について同メディアは、「ピエール=アンドレ・ジニャクとの空中戦を含め、ほとんど全ての守備で勝利し、さらに2点目のゴールを決めた」酒井に10点満点中の「7.5」を与えたこの試合の最優秀選手に選び、同じ採点の旗手に対しても「攻撃において最も輝いていた」と絶賛。採点では、後半出場の三好も「7.5」で、「7」は遠藤航、久保、上田、そして森保監督に与えられた。
 

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