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南野拓実のリバプールでの重要度が急上昇!英メディアが予想 「2022年はこれまで以上に必要になる」

THE DIGEST編集部

2021.11.24

アーセナル戦でアンフィールド初ゴールを挙げた南野をクロップ監督も称賛している。(C)Getty Images

 現地時間11月20日に行なわれたプレミアリーグ第12節のアーセナル戦で、76分に交代出場し、その数10秒後にファーストタッチでチームの4点目を決めたリバプールの南野拓実。それは、2020年1月に「レッズ」に加入した日本人アタッカーにとって、本拠地アンフィールドでの初ゴールだった。

 今夏、オフの親善試合でゴールを重ねるなど良い状態で開幕を迎え、全先発出場を続けているカラバオ・カップでは2試合で3得点、そしてプレミアリーグでは長くベンチを温め続けてきたものの、3試合目の交代出場(プレー時間では16分目)にして、ここでも結果を残してみせた。

 ユルゲン・クロップ監督はアーセナル戦後、南野について「私がどれだけタキに満足しているか想像できないだろう? 彼は今、素晴らしい時間を過ごしている。実際に4つのポジションを変える解決策だったと思う。彼は、8番と3トップの全てでプレーできた。彼は本当に良い状態にある。日本代表として戦った後、クラブに戻ってきて、我々にとって非常に重要な存在になっている」と賛辞を贈り、「これからももっとプレーすることになる。その事実に何の疑いもない」とポジティブな展望を示している。
 
 これを受けて、英国の日刊紙『Daily Mirror』は「指揮官が南野の多様性を明らかにしたことで、リバプールの冬の移籍市場はさほど忙しくはならないことを示唆したかもしれない」と報道。夏にジョルジニオ・ヴァイナルダムがバルセロナに新天地を求めた後、新たなMFの獲得が確実視されたものの、クロップ監督は現有戦力を信頼し、さらに南野への称賛によって「チームにはさらに"深み"があることを示唆した」という。

 リバプールの前線といえば、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョッタの「ビッグ4」が君臨し、圧倒的な得点力を誇っているがゆえに、南野、ディボック・オリギら「バックアップ組」はともにカップ戦で結果を残しながらも、プレー機会が制限されている。ただ、ここにきてフィルミーノはハムストリングス、ジョッタも膝を負傷。さらに、来年1月にはアフリカネーションズ・リーグ(AFCON)でサラー(エジプト)、マネ(セネガル)が長期離脱することが確実という。