日本代表

南野拓実に関心のアタランタ、強敵揃いの争奪戦にも勝機あり!? 一方で日本人選手の心情吐露にファンは「心が痛い」

THE DIGEST編集部

2022.06.22

今夏の移籍が予想される南野。果たして新天地は? (C) Getty Images

 今夏、2年半を過ごしたリバプールを離れることが濃厚と現地メディアで報じられている南野拓実。新たなキャリアをどのリーグ、クラブで過ごすことになるかが、多くの注目を集めている。
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 シーズン中に噂に上ったものも含めれば、これまで彼の新天地候補といわれたクラブは、国内ではリーズ、サウサンプトン、ニューカッスル、ウォルバーハンプトン、フルアム、ブライトン、国外ではフランスのモナコ、リヨン、イタリアのインテル、ラツィオ、アタランタ、スペインのセビージャと、非常に多い。

 当初は、レッドブル・ザルツブルク時代のボスであるジェシー・マーシュ監督率いるリーズが最有力と思われたが、現在ではリーグアンの強豪であるモナコがリードしており、南野側も乗り気であるとの報道も流れている。そんな中で最も新しく浮上した名前が、カルチョの強豪であるアタランタだ。

 ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下で力を上げ、2018年からは3シーズン連続でセリエA3位の好成績を挙げてチャンピオンズ・リーグの常連となり、2019-20シーズンには準々決勝でパリ・サンジェルマンを90分までリードする健闘ぶりで存在感を示したベルガモの中規模クラブだが、今季はセリエAで8位に終わったことで、戦力の再強化が急務とされている。

 イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、アタランタがウイングの補強のために南野獲得に興味を抱いていると報道。「左サイドを主戦場とするものの、前線のあらゆる場所でプレーできる。右足でのシュート、スピード、1対1の巧さを有し、トップクラブの経験をチームにもたらすこともできる」と彼を評し、「獲得は簡単ではないが、可能性はある」と指摘した。

「ラ・デア(女神)」の愛称を持つクラブが、ターゲットであるこの日本代表選手を射止めるには、リバプールが設定している2000万ユーロ(約26億円)の移籍金を支払う必要があるが、同国のサッカー専門サイト『Football Italia』は「アタランタにとっては手頃な価格であり、270万ユーロという南野の年俸も、クラブの最高賃金をわずかに上回っている程度だ」ということで、財力で上回るライバルクラブとも渡り合えると見ている。
 
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