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「まさに凄腕!」 三笘薫、移籍後初スタメンのプレーに現地衝撃! 同僚や指揮官からの期待もうなぎのぼり

THE DIGEST編集部

2022.07.28

プレミアリーグのチームを相手に移籍後初スタメンを飾った三笘は、衝撃的なパフォーマンスで現地ファン・関係者を驚かせている。(C) Getty Images

 プレミアリーグのブライトンは現地時間7月26日、同リーグのブレントフォードと親善試合を行ない、0-1で敗れ、今オフのテストマッチでは4戦目にして初黒星を喫している。

 ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでのレンタルプレーヤーとしての1シーズンを終えて所有元クラブに戻った三笘薫は、本拠地アメックス・スタジアムでの初お目見えとなり、また初めて先発出場を果たして、左ウイングとして69分間、ピッチに立ち続けた。

【動画】現地絶賛!ブレントフォード戦で三笘薫が披露した得意の抉るドリブル(3分11秒~)
 試合は、幾つかあったチャンスを活かせなかったブライトンが、78分にGKキエル・スヘルペンのミスキックからゴール前でボールを繋がれてブレントフォードに決勝点を献上することになったが、三笘自身は前回のレディング戦同様に効果的なプレーを披露し、前半には惜しいシュートを放った他、鋭い切り替えでマーカーを振り切ってチャンスも創出している。

 クラブの公式サイトは、三笘がマット・クラーク、ヤン・ポール・ファン・ヘッケ、フリオ・エンシソ、カツペル・コズウォフスキ、そしてデニス・ウンダフとともに、初めてアメックス・スタジアムのピッチに立ったことを伝え、「ニール・モパイのシュートがゴールポストを叩いたのを拾ってシュートを放ったが、相手GKの巧みなセーブに阻まれた」「得点を奪うのに値するほどのプレッシャーを相手にかけ続ける中、三笘がボックス内を突進して折り返したが、ウンダフのフリーでのボレーはブロックされた」と伝えた。

 ブライトンの地元メディア『Sussex Live』は「彼は火を噴くほどの速さを持っている。左サイドで、マーカーのアーロン・ヒッキーを置き去りにした。まさに"凄腕"だ」「三笘は、マーカーのメス・エルスレフ・ラスムセンがまるで存在しないかのように、彼を抜き去った。DFを欺いた彼は、ウンダフに向けて狭い位置からロビングのパスを送った」と、日本人アタッカーのプレーに衝撃を受けている。

 同メディアはまた、この試合に出場したブライトンの全選手を10点満点の採点で評価したが、三笘に対してはジェレミー・サルミエントと並んでチーム最高の「8」を与え、以下のようにポジティブな内容の寸評を綴った。

「この日本代表選手は、一瞬のうちに0から100に達することができる。彼には、相手をいともたやすく置き去りにする能力があり、左ウイングとして非常に良い感じに見えた。ファイナルサードでの幾つかのパスについてはもっと改善できるかもしれないが、それでも非常に力強いプレーだった」
 
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「彼は1対1の象徴であり、非常にエキサイティングな存在となるだろう」